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パチクラウド#162「ギャラ3万円」

2026.10.01

日頃から悪☆味のポストをご覧いただいている皆様は、まだその話題を引っ張るのかと思われるでしょうけども、ぶっちゃけタイトルで目をひこうと思っただけで、ほとんど内容には関係がありません。
 
余計なことにも首を突っ込んでいかなければ、皆様の目に触れる切っ掛けも得られませんからね。
おっさんにはなかなか大変な時代ですわ…。
 
さて、表題は今回のコラムに関係ないと前述しましたけど、端を発するのは来店業務のギャラ3万円論争。
これについては正直どうでも良いので詳しくは触れないけれど、注目したのはそれに対するウシオ君のポストである。
 
『パチスロは設定1でも機械割97%程度なんだから、それで借金付けになったりして首が回らなくなるのは他に問題があるのではないか?』というポストだったんだよね。
 
その反応を見て、まず日本語を読めない、日本語というか文章ね。文意を読み取れない人がこんなに増えたんだなと驚いた。
 
これは自分がライターだから上から目線で言っているわけではなく、なんかこう、本当に時代の変化を感じたんですよ。
 
SNSの短文文化だったり、文章メディアの退廃だったりショート動画のブームだったり、おそらくそういう時代の流れが影響しているのだろうなって。
 
『3万円じゃ大きく下ブレが続けばギャラで賄えないだろ』
 
そんな反応が多く見られたのだけど、前提としてウシオ君は下ブレがどうこうなんて一言も口にしておらず、そもそも25年以上もパチスロを打ってきたんだから下ブレの可能性など語るまでもなく承知しているんですよ。
 
そんな当たり前の前提があるうえで、その下ブレだけで首が回らないところまでいってしまうのだとすれば、ギャラや業務内容ではなく、他に原因があるんじゃないか?と言っただけだと自分は読み取った。
 
下ブレする可能性なんて誰もが考慮できるものだし、それを仕事としてやるなら尚更でしょ?
 
それらを含めた資金管理は最低限の自己責任だと思うんですよ。
そのうえで、来店業務がない日にアルバイトするなり、自己資金までは借金したって別に悪くないと思うし、逆に月に数回の来店だけで最初から喰っていこうとしたら、そりゃ下ブレで立ち行かなくなることだってあるよね。
 
まぁ、悪徳スカウトみたいな代理店が存在しているのも否定はしませんけれども。
 
それはさておき、自分の世代だとゲームといえばファミコンなんですよ。
ファミリーコンピューター。
 
これはファミコンに限らずだけど、インターネットが普及していない時代のゲームって、すんなりクリアできない難解なものも多かったんですよ。
 
今みたいに、分からないことがあったらネットですぐに調べて、みたいなことができなかったのでね。
 
いや本当に、自力で手詰まりになるとそこからの手段は限られてくるんですよ。
友達や知り合いに聞いて、それでも分からなければ雑誌メディアに頼るほか選択肢がない。
 
でね、その雑誌メディアにも2種類あってさ。
 
1つは総合情報誌っていうのかな、ゲーム関連の情報が浅く広く載っている雑誌。
ファミ通(ファミコン通信)とかそういうやつ。
浅く広くとはいっても、話題の新作ゲームソフトなんかについては、みんなが手こずるだろうポイントの攻略情報なども載っていたので、それで必要充分となることも多い。
 
ただ、総合誌の情報だけではクリアできないこともあるし、それこそマイナーなゲームソフトなんかだと扱いも小さくて、どうにもならないことがある。
 
そういった場合を想定してかどうかは分からないけれど、総合情報誌とは別に、各ゲームソフトに対応した攻略本というものも存在していた。
これはもう、1本のゲームソフトに特化したものだから、それさえ読めば基本的には悩むこともなくクリアができるようになっている。
アクションやシューティングゲームについては、自分の腕前も必要にはなってくるが。
 
どうだろう、自分の印象だけで言うと、総合情報誌を定期的に購入している友達はそれなりにいたけれど、専用攻略本はそれほど売れていた記憶がない。
 
だって、ゲームなんて自分で試行錯誤して進めていくのが楽しいのだから、攻略本の指南に従ってゲームするだけになったらそれはもう作業だもんね。
 
まぁ、『ポートピア連続殺人事件』のような攻略本なしでは絶対にクリアできないであろう、いわゆる無理ゲーもありましたけれども。
 
ちょっと脱線が続いてしまいそうなので話を一気に戻すけど、今ってスマホひとつで攻略本の情報を一瞬で引き出せる時代じゃないですか。
何故こんな話をしたのかと言うと、ウシオ君の言った機械割(もしくは出玉率)についてのポストに対して、あまりにも理論的ではない反論が多く見られたからなんですよ。
 
いや、分からなくもないよ。
お前がパチスロの勝ち負けを語るなよっていう気持ちもw
 
でも、逆に散々低設定を打ってきた彼が言うからこそ、説得力があるという捉え方もあると思うんですよ。
機械割(もしくは出玉率)ってのは机上の空論でもなんでもなく、絶対的な指針なんですけども、これに対して反論されたらそれ以上はもう会話も続けられないわけで。
 
知らないことが悪いわけではない。
だけど、こんなに大金を使うギャンブルなのだから正確な知識を備えるにこしたことはないと思うんですよ。
 
知らないで損をして、それでパチスロが嫌いになって離れてしまう、これはとても残念なことだから。
 
当然、昔から機械割なんてものを気にせず、好きな台を好きなように打っていた人たちも多くいる。
 
だけど、これだけインターネットによって情報入手が簡単になった時代に、それこそXのようなSNSも使いこなし、日常的にパチスロを打っていそうな人たちからも理論的ではない多くの反論コメントが多かったことに驚いた。
 
それで考えてみたのだけど、もしかしたら情報入手が簡単になりすぎたことで、基本を飛ばして攻略本だけを読んでいるような状態の打ち手が増えたのかなと思ったんですよ。
 
ハイエナ期待値なんかも、『こういう状態の台を打って、このタイミングにヤメる』みたいな、作業行程のみが書かれている。
 
いや、実際には基本的な仕組みや、どうしてそうなるかの解説なども記載されているのかもしれないが、それを読まなくても実戦には影響がないからと読まない人が多いのかもしれない。
 
つまり、これだけ情報が溢れて、その情報を得る労力も低減した時代なのに、実はパチスロや数値の基本的な理論を理解せずに打っている人も多いのかもしれないなって。
攻略本さえ読めば、ゲームの詳細など知らなくてもクリアすることができる、それと同じことなのかなって。
 
特に自分や自分のフォロワーさんって、パチスロも攻略誌を読んで育った人が多いと思うんですよ。
パチスロの攻略誌というのが、ゲームの例における総合情報誌にあたるので、それを購読していると最低限の基礎知識が身につくんですよ。
 
だからといって、パチスロもゲームも、基礎知識があったほうが偉いわけではないし、基本的な理論を知らないままでも前述したように作業行程だけを頭に入れれば勝つこともできる。
 
上手く言えないんだけど、なんかこの辺りにパチスロの遊技人口が減っている理由の一端があるような気もしてね。
 
『ゲームなんて自分で試行錯誤して進めていくのが楽しいのだから』と、自分は先述したけれど、これは全員に共通する認識ではないのだろう。
 
ゲームをクリアすることだけが目的であるならば、攻略本の通りにプレイするのが効率的だし、そこに基礎知識は必要ない。
 
パチスロで勝つことだけが目的であるならば、ハイエナ期待値だけを参照して、サイトの指示どおりに打つだけで良い。
 
確かにその通りで、それも間違っていないんだよね。
 
ただ、効率化を高めすぎると、ゲームもパチスロも面白さに触れる機会は減ってしまうんじゃないかな。
正確な基礎知識を身に付けたほうが偉いわけでもないし、自分で考えるから偉いわけでもないのだけど、そういった過程を経たほうが金銭的なところ以外の、パチスロの面白さには気づきやすいんじゃないかなって。
 
だけど、そういった経過なんかは無駄で、パチスロなんて勝てれば良いって考える人のことも理解できる。
 
特に自分は、無駄なものから楽しさを見い出して生きてきたタイプの人間だから効率化という言葉からは余計に縁遠いのだろうけど、それが時代の流れって言われたらある意味、それはそれで納得できてしまうところもあるんだよなぁ…。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…