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パチスロが好きとひとくちに言っても、その性向は人によって意外と違うものだ。
例えば、ギャンブルコンボでとにかくひりつく賭けがしたい人もいれば、エルレボリューションでリーチ目の奥深さを探究したい人もいるだろうし、アリバXのような底知れぬ何かに魅力を感じる人もいるだろう。
こんなに分かりにくい例えなのに、すんなり読めてしまった人はもう立派なおじさんだと自覚してくださいね。
まぁ、今の機種にしたってジャグラーを好む層もいれば、三共系マシンを好む層もいるわけで。
ただ、この性向というのは機種の好みだけでなく、ホールの雰囲気が好きだからパチスロを打っているとか、ホールにおける人間関係の適度なコミュニケーションが好きでパチスロを打ちに通っている人だっているかもしれない。
かくいう自分も、ぶっちゃけパチスロそのものが好きという時期はとうに過ぎていて、いや嫌いになったわけではないのだけど、ひとつの機種にのめり込んだりすることはほとんどなくなり、それよりもパチスロでどう勝つかを考えたり、行動することに楽しさを見い出すという性向になっている。
もっと言うと、機種攻略というよりもホール攻略のほうが自分の性向には合っている。
だからこそ、新規開拓や定点チェックのためのホールまわりはライフワークとなっているのだけど、最近はあらためてホール数が減ったなと思い知らされている。
ホールまわりにおいて、目的のお店が決まっているときは当然、そこを目指して行くのだけど、そうではなくまったく別の予定で訪れた地域やクルマで走っている時に見かけたお店などにも吸い込まれるように入店してチェックする習性がある。
だが、近年は初めて降りた駅前にそもそもホールが存在しないということが増え、クルマで走っていても知らないホールを見かけることがほとんどなくなってしまった。
また、懐古おじさんになってしまうけど、昔は知らない街の知らないホールに入るのがめっちゃ楽しかったのよ。
雑誌にも載っていないような機種が設置されていたり、いつの時代のもの?っていう古い機種が現役稼働していたり、他の店では至って普通の機種なのに何故か鉄火場になっていたり。
自分の性向的に、昔のパチスロは良かった、ではなく、やっぱり昔のホールは面白かったな、なんですよね。
個性的なホールがなくなった、そう簡単に片付けられる問題ではないのだろうと思う。
ホールだって、個性を創出したくても自由度が減ってしまっている現在では難しいのでしょう。
広告の運用にも制限があるから営業手法も似たり寄ったりになってしまうし、何よりもどこのホールに行っても設置機種は同じというのがねぇ…。
それもこれも、ホールやメーカーが大手法人の寡占化にあることが大きな原因になっているのではないだろうか。
大手メーカーによる強引な販売方法、いわゆる機歴や抱き合わせによって、ホールは中小メーカーの新台までの予算が回らなくなる。
また、パチンコ店自体も、主に大手法人による大型ホールが増えて、ある程度はめぼしい新台がひととおり設置されるようになったことで、機種ラインナップによる差別化というのもほとんどなくなってきた。
まぁ時代の流れなんだろうけど、つまらないよね。
成熟した産業は少なからず寡占化していくものだろうけど、これが成熟の過程ではなく衰退の流れでないことを祈るばかりですわ。


