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パチクラウド#148「拝啓、ガリぞう様」

2025.10.16

前回ふたりで呑みに行った店、当たりでしたね。
また次回もあの居酒屋さんに行きましょう。
 
そうそう、あの日は秋刀魚のお刺身を食べましたよね。
自分はもともと光り物が苦手で、食べるようになったのはここ数年なんですよ。
だから、秋刀魚のお刺身を食べたのも、もしかした初めてだったかもしれません。
 
その秋刀魚について、ガリぞうさんは『東京で秋刀魚の刺身は滅多に食べられない』とおっしゃっていました。
 
たしかに、足のはやそうなお魚だし、それこそ北海道なんかと比べたら珍しいメニューなんでしょうね。
 
…と、妙に納得していたんですよ。
 
ところがね、それ以降、お刺身を扱っている居酒屋に行くたびにメニューを気にして見ていたんですけども、3店中3店とも秋刀魚のお刺身がメニューにありました。
 
『東京で秋刀魚の刺身は滅多に食べられない』、嘘やないかい‼
 
これはもうガリぞうさんが現場主義を怠っている証拠ですよ。
 
今年は秋刀魚が豊漁だって言うし、昨今は流通技術も上がっているでしょうし、断言しますが、東京でも秋刀魚のお刺身は今、珍しいってほどではありません‼
 
それはさておき、ガリぞうさんとは定期的にお酒を呑む関係でして。
 
大抵はくだらない話題に終始して、後半はガリぞうさんが同じ話を永久ループし始めるので、そうなったらタクシーに押し込んで終了という流れが基本となっております。
 
ただ、最近はひとつ大事な話題がありまして、それが当サイトでコラム連載をしてください、という依頼のお話。
 
最初にその話をしたのはもう1年以上前でしたか。
 
その際に、ガリぞうさんは『私はあのサイトで書いている人たちに比べたら現場感が劣っているから…』という理由で、快諾をしてもらえませんでした。
 
ここでひとつ問いたいのは、ライターにとって現場感というのはそれほど絶対的なものなのだろうか、という点。
 
もちろん、ないよりはあった方が良い。
パチスロを打っていないより打っていた方が良いのは当然だし、知識がないよりもあった方が良いのも当たり前。
だけど、ライターにとって必要な資質ってそれだけじゃないでしょう?
 
ガリぞうさんを含め、現場主義のライターに対して何故か過剰に評価してくれる風潮がこの業界にはあるんですよ(笑)。
しかも、名前が売れていたり、長くやられたりしている、いわゆる大御所さんだったり成功者の人たちほど、その傾向があるように感じる。
 
自分もよく褒めてもらえますし、それは凄くありがたいことです。
 
でも、それがライターとしての正解というわけではないと思うんですよ。
 
自分なんかは、雑誌を売るという形でキャリアをスタートさせたので、なるべく間違った記事を書いてはいけない、その為には時間が許す限りは実戦で確認しよう。
そういう地盤があって、その流れで今のスタイルがたまたまでき上がっただけ。
 
もちろん、その間には紆余曲折あったけれど、忙しかったらこのスタイルは続けられないわけですし、むしろパチスロで勝たないと生活できないという現実を顧みれば、ライターというか社会人としては確実に不正解なんですよ。
 
そもそも、ライターや演者の全てが現場主義、全員がパチスロで勝ってます…そうなったら面白くないし、適材適所だったり、各々がやれることをやれば良いと思うんですよね。
 
極論、現場主義とか勝ちを追求することだけなら、時間がある人間なら誰でもできるわけで。
 
逆に、メーカー取材だったりとか、ホール関係者さんの話を聞いたりとか、そういうものこそライターにしかできない仕事でしょう。
 
別に卑下するわけではないですけど、自分はパチスロを打つこと、文章を書くこと、それしかできないからいまだにこんな生活を続けている。
 
逆に、ガリぞうさんはそれを経て、さらに努力をして得たのが今の立場であり、名声でしょう。
いや、ちょっと褒めすぎだ、これは…。
 
なんにせよ、いわゆるガチ系ライターの生きる道としては、ガリぞうさんが体現してきた形はひとつの正解だと思うんですよ。
 
というか、商業ライターとしては数字を持っていることは絶対的な正義でしょ。
そして、その数字をパチクラウドに貸してくださいという後輩からのお願いです。
 
そもそもガリぞうさんを現役のガチ系ライターだなんて思っていないですし、現場感のあるコラムなんて求めていません。
1万ゲーム回したくらいで肘を壊してるんだから(笑)。
 
それはさておき、読者の皆様におかれましては、何故このような私信をコラムにするんだと疑問に感じられる方もおられると思います。
 
それはですね、いつも最終的にガリぞうさんが泥酔するから話が進まず、それでここに既成事実を作ってしまおうと考えたわけです。
 
というわけで、12月には連載開始しましょう。
 
正直、このサイトで連載することはガリぞうさんにとって一切メリットがないんですよ。
 
でもあれですよ。
貴重な呑み仲間、いや仲間と言いつつ毎回ごちそうになっているのですが、お酒の相手として悪☆味はなかなか優秀だと思う。
 
翌日、収録があるので軽くならと言ってるのに、一向に酒も同じ話もヤメないガリぞうさんに朝まで付き合うのは自分くらいしかできないと思うんですよ。
 
大先輩に対して散々失礼なことを書き連ねましたが、お互いにもうキャリアも終盤ですよね。
 
そこで何ができるのか、何を伝えられるのか、一緒に考えていけたらなと思っているので、何卒よろしくお願いします。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…