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パチクラウド#53「リプレイ」

2021.11.01

最近は緊急事態宣言が解除されたことで、ホールからのLINE配信が活発になっている。
特定日の前日にはレインボーカラーを施した営業案内を送ってきたりするアレです。
 
そんなLINEをチェックしていると、最近の流行りなのか特定日の夜に貯メダル再プレーの案内を送ってくるホールが多い。
通称リプレイと呼ばれる、据え置き示唆の画像。
特定日の翌日は高設定を据え置くので、明日も来店してくださいね~っていうことだ。
 
ただ、これってホールにとっては悪手だと思うんだよね。
何故なら、打ち手側の理想とホール側の現実には大きな開きがあるから。
 
そもそも特定日に投入した高設定の全てを据え置きにできるわけがないのだ。
 
特定日と比べて集客、稼働が落ちるのだから設定配分も相応に調整する必要がある。
通常営業だろうが平日だろうが常に稼働がパンパンっていうホールでもない限り、そんなことは当たり前。
 
ただ、打ち手としては据え置きを煽られれば、それを期待して来店する。
狙い通りに高設定の据え置きに座れても据え置き示唆があったんだから当然だと、なんの感慨もわかないし、逆に前日の高設定に座ったにもかかわらず設定が落とされていればホールに対する恨みの感情が出てしまう。
 
前日の高設定ではない台に高設定を投入すれば、「据え置きイベントなのに据え置き以外の高設定もあるんだ!」という好意的な意見が出るかもしれない。ただし、据え置き狙いだけで来店した打ち手には「他に入れるくらいなら素直に据え置き台を増やせよ!」と、やっぱり負の感情が出てしまうだろう。
 
一転してこれがLINEの示唆など一切なく、設定6の据え置きがあったりすると一気に好印象に変わるわけですよ。
 
煽って据え置きを打ってもらうのと、据え置きを見つけてもらうのでは意味が大きく変わってくる。
 
そもそも最近は若い世代の打ち手を中心として、気構えが変わってきているのもホール経営の難しさを助長しているように感じる。
 
どういうことかと言うと、指針を提示されないと打てないという客層が増えているのだ。
少し前の話だけど、こんなことがあった。
 
そのホールは朝イチの入場抽選に並んだお客に対して毎日、店員さんがオススメ機種を口答で告知していたんですよ。
オススメ機種=設定6入りだったのだけど、それを狙って常駐している若い子たちも多かった。
 
だけどある日突然、その告知がなくなった。
どこかに怒られたか、それとも設定6がわかりやすい機種が増えてきたからなのか、その理由はわからない。
ただ、店員さんがオススメ機種はないと伝えると、若い子たちは口々に文句を言うわけですよ。
 
「それじゃ何を打てば良いのかわからねーじゃんよ」と。
 
いや、パチスロってそういうものでしょ(笑)。
店内にある全ての台のなかから、自分で打つ台を決める、これが普通なんですよ。
 
ただ、このホールはそれまでお客を甘やかし過ぎたために、普通の環境に戻したら打ってくれなくなってしまったのだ。
サービスのつもりだったのかもしれないけど、それを当たり前にさせちゃったのはマズかったよね。
 
しばらくしたらその若い常連集団はそのホールから消えて、朝イチの並びはだいぶ減ってしまった。
ただ、設定状況は以前とあまり変わっていなかったので、自分にとってはむしろ良い環境変化だったのだけどね。
 
結局さ、具体的な示唆を出せば出すほど打ち手の探究心はそがれて、どんどんワガママになっていくんですよ。
示唆の対象外を掘ろうという気にならないし、入場抽選の番号が悪いだけで帰ってしまうお客さんも増えるんじゃないかな。
 
公約系のイベントなども同じで、特に設定の高低が判断しやすい6号機がメインになってきて客滞率が落ちていませんか?
 
ホールさんの苦労はわかるんですよ。
そうでもしないと集客がままならないのでしょうから。
それでも、5号機の撤去に向けてイベント頼りの環境を少しずつ変えていかないと、さすがにヤバいと思いますよ?

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…