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人気者は金になる。
人気者はいつだって、自分の価値と待遇に敏感だ。
それで独立だの、引き抜きだのって話が出てくる。
これは特定の個人や団体を揶揄しているわけではなく、あくまでも一般論として書いているということを承知していただきたい。
芸能界ではよく聞く話だよね。
能年玲奈とか、古くは加瀬大周とか。
ジャニーズなんかも水面下では色々あるって言われている。
会社側は人気者に一生の忠誠を期待するが、人気者が条件や待遇などに不満を持って決別するといった事例がしばしばあるようだ。
いや、人気者のトラブルが目につきやすいだけで、実際はたいして人気がない者でも同じようなドタバタ劇がいくらでもあるのだろう。
自分はもっとできるはずだ、他の会社ならもっと稼げるはずだ、自分の価値はこんなもんじゃない…全てとは言わないが、そんな切っ掛けの独立騒動、移籍騒動が多いのでしょう。
ところで、自分はパチスロ必勝本(辰巳出版)という雑誌の所属ライターだと認識されている方が多いと思う。
自分もたぶんそうなんだろうという認識である。
いや、専属契約みたいなシステムがあるらしいのだけど、ちょうど自分が数年ほど休んでいた間にその契約が結ばれていたようで、自分には連絡がなかったんですよ。
まぁ、辰巳出版様としては悪☆味なんぞ別にどうでも良いし、仮に必勝本を出たところで行くところはないだろうし、引き抜く会社もないだろうから放っておけという判断だったのかもしれない。
まぁ、その判断は正解だ。
このサイトを始めるときだって、必勝本を抜けるという選択肢を取らなかったし、もう要らないと言われるか、仕事がなくなるまでは、これといって必勝本を辞める理由もない。
おそらく必勝本側も、良い意味でも悪い意味でも自分のことなど特に気にしていないだろうと思う。
そもそも、だ。
この文章を貴方に読んでもらえているのも、ほとんどは必勝本のお陰なんですよ。
必勝本でライターとして活動させてもらってきたキャリアがあるからこそ、多少なりとも発信者として認知してもらえているのだ。
そういったものが何もなく、単なる素人として自分がサイトやブログをやったとしたら、こんなに多くの人の目に届くはずがない。
もちろん仕事はちゃんとやってきたし、駆け出しの頃と比べたら多少はスキルもアップしているだろうけど、それでも99%は必勝本の看板があってこそだし、必勝本を作ってきた人達、自分を拾ってくれた人達のお陰なんですよ。
この義理は自分がライターをやっている限りはなくならないし、一生かかっても返せない恩だと思っている。
とはいえ、『だから世話になった会社や団体を抜けるやつは悪だ!』と言いたいわけではない。
正当な評価をしてもらえない会社なのかもしれないし、どうしても自分のやりたいことが叶えられない会社なのかもしれないし、それぞれに都合はあるだろうからね。
ただ、ひとつだけ。
もしそうであったとしても、それならばせめて辞めてから次を探すのがせめてものスジじゃないかと思うんですよ。
にもかかわらず、現実には既存の会社なり団体に所属したまま交渉をして、話がまとまってから辞意を表明という人が多い。
一般社会ではそれが普通だというのも理解している。
普通に転職活動だったり、ヘッドハンティングってのもあるからね。
でも、そういう一般職とは違って、マネジメント系の契約でそれをやられてしまうと会社側はキツいでしょう。
当該人物だけのことでなく、そういう前例が残ってしまうのはその後の運営にも関わってくる問題だろうから。
ほら、プロ野球のフリーエージェント制度だって、所属球団との交渉がまずあって、それがまとまらずに選手がFA宣言して初めて他球団に交渉の権利が出るわけでしょ?
それが筋でしょ。
それこそキャバクラや風俗で引き抜きを画策しようものなら、怖い人達にボコボコにされたうえに、変な借用書にサインまでさせられるんだぜ?
…話を戻しますが、自分にはもっと価値がある、他の会社に行けばもっと需要があると考えるのは自由だけど、それならそれで辞めてから次を探すべきなんじゃないのかなって。
つまり、不義理はトラブルを起こすよって話ですわ。
ただね、そういった事例においては(元)所属団体と当該者のみに注目されがちだけど、大抵の場合は第三者が存在しているわけじゃないですか。
それというのは、当該者が次に所属する団体の関係者。
人気者は金になる。
だけど人気者を育てるのは大変だから人気者を買ってしまおう、そう企てる第三者がいるからこういうトラブルが頻発する。
契約金だ、ギャラ保証だって甘い話をされたら、そりゃ人気者たちだって心が動くでしょ。
個人的には本当にそういう引き抜きというか、他人のふんどしで~みたいなやり方が好かんのですよ。
自分もこのサイトを始めるにあたって、しのけんさん等の力を借りているので、端から見れば、同じ他人のふんどしで~なのかもしれない。
でも仮に、このサイト運営がめっちゃ上手くいって凄い利益が出るようになったとしても、しのけんさんにパチクラウド専属でやりませんか?なんて提案はしないし、それはパチスロ攻略マガジン(プラントピア様)に対する当然の礼儀であり、そういう最低限の筋すら守れなかったらこうやって書いてもらうことだってできないと思うんだよね。
まぁでも、企業側とプロモートされる側の思惑がすべて合致するというのは難しいのでしょう。
ただ、せっかくの縁を金銭面の齟齬で台無しにしてしまうのは悲しいやね。
……っていう、自分の考えを根底から覆してくれるような破格のオファーがいつか届きますように。


