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今でこそ、仕事に必要なとき以外は普段の稼働で打ちながらデータを採ることもないし、最低限の収支しか記録していないのだが、引き出しの奥にあるメモ帳を引っ張り出してみたら、最も古いもので1999年の収支表が残っていた。
1月1日(金)+36500円
そのメモ帳によると、どうやら元旦からパチスロを打っていたらしい。
12時開店、20時閉店の地元ホールで、初代のサンダーVを開店から打ち切り。
モーニングとも書いてあるので、パチスロ打ちとしては最高の元旦だったんじゃないかな。
当時の攻略誌を読んで、『収支表を付けることが勝ち組への第一歩』みたいな言葉に感化されたのかもしれない。
そこから10年ちょっとは継続して付けていたものの、仕事とプライベートの区切りが曖昧になってしまったこともあって、いつの間にか収支表はヤメてしまった。
そもそも収支表を付けることで収支がアップするわけではないし、それを有効活用できないタイプの人間には別に収支表なんて必要ないと思うんだよね。
それでもまぁ、収支表を付けなくなった以降も、さすがに年間でマイナス収支になったことはないので、パチスロには本当に感謝しなくてはならない。
ちなみに、当コラムのサムネには専業22年と書かれていますけれど、厳密に言うと完全にパチスロだけで生計を立てていた時期は22年どころか半年程度しかないんですよ。
大学を卒業後、半年ほどスロプロの真似事みたいなことをしていた時期がありましたが、まもなくパチスロ必勝本の編集部で働き始めたからね。
現在もほぼパチスロの収支に依存した生活ではあるけれど、わずかながら原稿料という収入があるので。
それにしても、ですよ。
よく飽きずに20年も30年もパチスロをやってきたなと思うよね。
いや、まったく飽きていないと言ったら嘘になるけど、それでも他の道に進もうと悩んだことすらないもの。
まぁ自分の場合は、ライター業を含めたパチスロということになるんだけど。
それこそ、しのけんさんやwatさんはさらに長いことやっているわけですよ。
自慢できるようなことではないのかもしれないけど、純粋に凄いなと思う。
正直、負けているのに打ち続けている人のほうが理解できるんですよ。
ギャンブルって負けたほうが熱くなりやすいし、そもそも負けても打っちゃうくらい好きなんだろうから。
逆に、長く勝ち続けている人って、多かれ少なかれ作業感を感じる時期があると思うんだよね。
自分も、同じような毎日が続くと一気にモチベーションが低下するタイプだし。
それに、まっとうな社会から外れた生き方に疎外感があったり、もっと稼げそうな誘いがあったり、パチスロを離れる切っ掛けなんていくらでもあると思うんですよ。
それでもパチスロ生活にこだわる人達がいる。
なんでなんだろうね?
自分の場合は、たぶんパチスロが下手だからというのが、ここまで続けてこられた要因なのではないかと思っている。
メディアに出るときは上手いふりをしてきましたけども、現実には充分に自覚するほどにパチスロが下手なんですよ。
ゲームでもスポーツでも、なんでもそうだと思うんだけど、上達しているときはイチバン楽しいじゃない?
逆に、一定のレベルになって現状維持が長くなれば長くなるほど飽きてくる。
パチスロも同じだと思うんだよね。
負ければ次は勝ちたいと思うし、立ち回りでミスをすれば次は改善したいなと思うし、初めてパチスロに触ってからもうすぐ30年になるんですけど、上達意欲がなくなっていないことが長く続いている理由なんだろうなと。
あとはまぁ、単純に好きなんでしょうね。
6号機になって色々と言われていますけども、それでもこんなに面白いギャンブルは他にないと思う。
今後も自分で満足できるレベルまで上手くはなれないのかもしれないけど、明日は今日よりほんの少しでも上達していたい、そう思えているうちはパチスロを打ち続けるのでしょう。


