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毎回、パチスロ界隈のゴシップを扱うこのコラム…いや、違う。
そうじゃないのだけど、ネタが枯渇するとすぐにSNSで炎上したネタなどに頼ってしまうのが自分の悪いクセ。
ただ、ネットメディアを運営しているのだから、むしろSNSで話題になっていることには積極的に首を突っ込むべきなのかもしれないと自分を正当化しつつ、今回はケンシロウ昇天モードについて触れていきましょう。
…と思っていたのだけど、実際のところどうでも良いよね。
どうでも良いというか、どうにもならないというのが正しいかな。
情報発信者がどれだけデータを揃えても決定打となる証拠を用意することはできないし、またメーカー側が公式で否定したところでその真偽を判断することはできない。
そう、だって打ち手はパチスロの中身を調べることができないのだから。
システム解析―――それはある時代、パチスロ攻略誌の存在感を爆発的に高めた。
自分も読者として、編集者として、そしてライターとして、それを長く活用してきたし、それがパチスロシーンに小さくはない影響を与えたことは自覚している。
もしもパチスロ攻略誌がなかったら、もしもシステム解析が世に公開されていなかったら、今のような業界の在り方にはなっていなかったかもしれない。
システム解析がパチスロ業界の凋落を早めてしまった原因かもしれないし、かつての攻略誌や自分にも責任がないとは思わない。
だけど、あくまでイチ打ち手として言わせてもらえば、こっちはお金を使って遊技している最終消費者なのだから、メーカーやホールの都合なんて関係ないんですよ。
いや、製品の中身を隠したまま販売するような業界なんて、他にある?
中身をチェックするような第三者機関もないから、当たり前のように公表されて拡散されている機械割ですら本当かどうかわからないんだぜ?
不公平だし、不誠実、自分はそう感じてしまう。
ただ、メーカーが最初から中身を公開したり、早い段階でシステム解析をされてしまうと、稼働が落ちてしまう機種があるというのも事実でしょう。
特に有利区間やツラヌキスペックという存在によって、ハイエナに向いたゲーム性を備えている機種が多く、どうしても中身がバレたくないというメーカーの気持ちも充分に理解できる。
付け加えておくと、現在は現実的にシステム解析が不可能になっているので、これはもうメーカー側がどう考えるかに判断を委ねるしかないのだけど。
少し話は脱線するかもしれないけど、データ公開サイトの存在もどうかと思うのよ。
たしかに便利だし、自分もサイトセブンは課金して登録しているけど、俯瞰して考えたらこれって業界的にマイナスに作用していることのほうが多くないかな?
だって、これを本当に有効活用しているのって、プロ寄りの打ち手だったり、冒頭のいわゆる情報発信者だったりだと思う。
当然、一般の打ち手だって閲覧しているとは思うが、そのメリットをもっとも享受しているのが専業や情報発信者ということ。
同じ情報であれば、一般の打ち手よりも時間を多く使える人間のほうが有効に活用できるし、それこそ軍団などは人員も投入できるわけだから。
サイトセブンだって莫大な利益になっているだろうし、ホールもステマに使ってもらわなくてはならないので、データ公開をヤメるという選択肢はないだろう。
だけど、一般ユーザーの生態を考えれば、全国のデータを一律に公開する必要なんてないと思うんですよ。
通っているホール数なんて、普通に数店鋪だろうし、何時間もかかるホールのデータをチェックして遠征するのなんて専業みたいな打ち手ばかりなんだから。
だから、サイトセブンに課金しても、データを閲覧できるホールは月に○店鋪までとかの仕様にしても良いと思うんですよ。
当然、自分も含めて不便になったと感じる打ち手は多くなるだろうけど、専業たちに便利だと思われるよりはマシなんじゃないかな。
そもそも、だ。
新台のシステム解析が公開されても、ビッグデータを情報発信者に分析されても、それでもなお支持されるような人気機種をメーカーがリリースすれば何も問題はないのではないか。
もちろんメーカーの怠慢だとは言わない。
開発者は規制や緩和に翻弄されつつも、その時その時でベストを尽くしているだろうから。
それでもイチ打ち手としては、やはり現状を変えられるのはメーカーしかないわけだし、なんとか頑張ってもらうしかないと勝手なことを言わせてもらう。
そんなことを考えていたらさ、思ったことがあるんだけど。
初代番長こそがパチスロにとっての最適解だったんじゃないかって。
解析情報が公開されても、むしろ楽しみ方が増えたとより人気が出て、人気があるからホールも設定を使いつつ、かつ利益もしっかり取れる。
瞬発力はあったけど現在で言うコンプリート機能が発動するような爆発はまずあり得ない。
それでいて、当時の機種としてはスペックが悪かったこともあり、勝ちにめざとい専業系の打ち手が設定狙いで打つこともほとんどなかった。
かく言う自分も、面白いことは認めるけれど、スペックから敬遠していたし。
6号機の規則でと考えると難しいことは重々承知しているけれど、それでもメーカーにはそこを目指してやってもらいたい。
自分は打ち手として発言しているけれど、メーカーやホールを含めて、業界全体の繁栄を望んでいるので。


