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パチクラウド#98「経済」

2023.09.16

父親の認知症がだいぶ進行して、最近ではカップラーメンを勝手に食べるようなこともある。
いや、普通に食べているなら良いのだけど、お湯とか入れないからね?
パリパリの麺をそのままかじっているわけですよ。
スープの素を振りかけているわけでもないし、どういう心境で食べているのだろう。
 
そんな父親も、どちらかというと“頭が良い”人でした。
勉強ができた、という意味で。
 
いわゆる六大学とくくられる明治大学卒なのは知っているけれど、そういえば学部とか何を専攻していたのかとか聞いたことはなかったなぁ。
昔から本を読んでいる姿はよく見たし、認知症がこれだけ進行した今でも新聞だけは毎日読んでいるので、文学部とかだったのかもしれないね。
 
その息子である自分は、恥ずかしながら高校卒業の単位すら足りず、『もし大学に受かったら卒業させてくれるか?』と担任に掛け合った過去がある。
 
担任はどうせ無理だと思ったのでしょうね。
鼻で笑いつつ、『いいわよ』と一言。
職員室では笑い話にされていたかもしれない。教員同士の飲み会でツマミにされていたかもしれない。
というか、アイツが大学受験なんて誰もが不可能だと思ったことでしょう。
 
当時はまだビリギャルもなかったので、教師がそう思うのも仕方がない。
ただ、追い詰められた人間というのは想像以上の能力を発揮することだってあるのですよ。
 
17歳はそこから猛勉強を…するわけないよねぇ。
普通にビッグシューターを打ちながら受験シーズンを迎え、どうせだったら少しでも興味がある学部を選ぼうと文学部を中心に願書を提出。
でも、文学部って狭き門なのね(笑)。
そのときまで全然知らなかったけど。
 
まぁ、そこはみんなの予想どおり全滅したのだけど、同級生の友達が受験をすると言っていたので、ついでに俺のも出しておいてくれよと頼んであった明大の経済学部。
最後のここでなんとか合格。
 
教師達は知らなかったのでしょう。
パチスロで鍛えたこの視力を、ね。
まぁ時効だろうけど、この話題はもう切り上げておきましょう。
隣の席で受験した福島くん(答案用紙で名前チェック&いまだに名前を覚えている)、本当にありがとう。
 
閑話休題。
 
そんな明大の経済学部を卒業した自分が、今回はちょっとお金の話をしたいと思う。
あまり引っ張るのもあれなのでここで付言しておくけれど、六大学にくくられない明大であることは言うまでもない。
 
正直、大学時代はパチスロしかやっていなかったので、経済学についてはなにも身についていない。
ただ、株式投資やFXの経験は10年以上あるので、経済情勢などを多少は気にしている。
 
で、今の日本が置かれている状況。
どう思います?
 
もちろん自身の生活水準によって印象は大きく異なるでしょう。
ただ、少なくとも景気をはかる1つの指標とされる株価で言えば、日本の景気は良い、もしくは良くなるだろうということを示している。
 
え? まったく景気なんて良くないし、むしろ悪くなっている気がするけど?と感じた人は自分と同じ側の人間。
逆に、確かに景気が良くなったなと感じている人は、ある意味で上流階級の人間。
 
そう、日本もこれからは確実に格差社会となっていくでしょう。
実際、現在の給与所得者の年間平均給与額は400万円強らしいのだけど、たとえばその倍にあたる800万円超えとなると全体の10%にも満たない。
 
年収800万円を富裕層のラインとするのは微妙だけど、すでにこれだけの格差があるということは理解してもらえると思う。
 
さらに世界の経済動向も考慮しつつ、経済アナリストばりに今後の予測を含めて話を進めていく。
 
ポイントはインフレ。
世界的に長年の金融緩和によって、お金が余っているというのが全体の動向。
そこにあっての円安である。
 
イールドカーブ・コントロールなんて話をしても、特に無職のパチスロ生活者には理解できないだろうから結論だけ書くけれど、先進国において日本だけがデフレに苦しめられていたのだが、ようやくデフレ脱却の光がかすかに見えてきた、というのが今の日本。
 
ちなみに、市場にお金が余っている状態がインフレ、逆にお金が足りない状態がデフレな。
 
インフレになると、お金が余る=お金の価値が下がるので、物価は上がる。
その物価高がいずれは給与水準を上げて…という好循環が目指すところなのだろう。
そもそも日本は消費が弱い。
日本人は貯蓄第一で、お金を使わない国民性なんですよ。
自分なんて、収入はどんどん減っていて、まったくお金がないっていうのに…。
 
そんなわけで、現状はスタグフレーション、つまり不況時の物価高だと感じている人が多いだろうけども、将来的にはデフレ脱却からの適度なインフレによって国民全体の収入が上がっていくというのが政府の描く道。
 
岸田さんにそれができるのかっていうのは、ここでは論じないけれども。
 
さて、目論見どおりに日本がデフレを脱却して、国民全体の給与水準、収入が上がっていくとしよう。
いや、少なくとも物価高にはなっているし、最低賃金なども上昇しているので、その傾向はある。
 
真っ当な社会人はそれを歓迎するのだろうけど、果たしてパチスロ生活者の未来はどうなるのだろうか。
 
大半の経済アナリストがそうであるように、正確に未来を予測することなど誰にもできない。
ただ、現時点で言えば少なくともインフレ、物価高が続く可能性は高いだろう。
 
お金の価値が下がり、今まで100円で買えていたものが150円になる。
ただ、給与もそれにつれて上がっていく。
他にも問題が山積みな国なのでそう簡単にいくはずもないのだけど、そういう傾向にあることは確かである。
 
パチスロ生活者の収入もそれにつれて上がる?
うん、そんなわけないのよ。
下がることはあっても、上がる可能性は極めて小さいだろう。
 
何に縛られることもなく、月40万円は稼げるからとドヤっていた専業も、『え? 年収500万にも満たないの?』と言われる時代がくるかもしれない。
 
まぁ、若いうちは軌道修正できるから良いでしょう。
一応は人手不足と言われている時代だし。
働き口もあるんじゃない?
今は、ね。
外国人の労働力とか、機械化とか、そういったものも流れ次第で未来はどうなるかわからないけども。
 
どうする?
日本人の平均収入が800万円、ガソリンが1リットル300円、ラーメン1杯が2000円とかになって、どんなに頑張っても500万も稼げない専業をしていたら。
 
だから、早いうちに専業なんてヤメて、真っ当に働け…などと言いたいわけじゃない。
そのほうが良いとは思っているけど、他人の人生に口を出せるほど自分は高尚な人間ではないので。
 
ただ、それで良いと思っているんだよね。
普通に働いている人たちより、クソみたいな生活をしているパチスロ生活者が金銭的に恵まれているほうがおかしいでしょ。
 
今で言ったら、普通にやって月20万、すごい頑張っても30万くらいしか稼げない状況になったほうが社会の在りかた的にしっくりくると思うんですよ。
 
真っ当な社会からドロップアウトしているのだから、真っ当にやっている人たちより稼げてしまうのは違和感がある。
真っ当な社会ではやっていけない人たちが、なんとかギリギリ生きていけるレベルで良い。
毎日、朝から晩までホールにいて、それしか稼げないんだって馬鹿にされるくらいがちょうど良い。
 
そうなれば、ウザいドヤ専業もほとんどいなくなるだろうし、本当に一般の社会ではやっていけない覚悟を持った人間しか専業として残らないだろう。
軍団も同じよ。
全国の最低賃金が2000円とかまで上がれば、打ち子を雇うこともできなくなるだろう。
 
それでも自分は最後まで残るけどね。
破産しない限りは。
 
もちろん、すぐにそんな情勢になることはない。
ただ、今のところ、そういう方向の流れにはなっているし、パチスロ生活者の生活水準が下がっていくのは間違いなさそうだ。
もともと社会からのはみ出し者、多くを望むべからずだろう。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…