パチンコ・パチスロの動画、
情報配信メディア「パチクラウド」

パチクラウド

パチクラウド#108「ズレ」

2024.02.17

パチスロライターを続ける限り、一般の打ち手と同じ感覚を忘れないこと。
これが自分の矜持であり、ある種の意地みたいなものである。
 
パチスロ攻略誌が全盛の頃、業界全体が活況で、雑誌も売れるし自分の仕事も順調だし、最低限の知識さえあればパチスロで勝つのも簡単だし…天狗になっていたと言うか、単純に調子に乗っていた。
 
でもね、ある日、4万だか5万負けたあと、バカ笑いしながら酒を飲んでいるときに、ふと思ったんですよ。
こんな大金を1日で失ってヘラヘラしているのはおかしいだろって。
 
以来、どんなに収入が上がっても、お金の大切さを忘れないこと、一般的な感覚でいることを意識するようになった。
今となっては、一般レベルの収入を得られていないので、そんな意識をする必要もないのだけどね(笑)。
 
ただ、文章を買っていただく仕事をしている身としては、一般の打ち手と同じ感覚を持ち続けるというのは極めて大切なことだと思っている。
決して誰かを揶揄しているわけではないが、いつまでも一線でやっているフリをする名前だけの裸の王様、リアルな現場を知らないくせに訳知り顔で語るベテラン…そんな老害になりたくないのだ。
 
正直、若い頃のように身体も頭も動いてくれなくなった今でも愚痴を言いながらホールへ向かうのはそれが理由でもある。
 
まぁ、本当に単なる意地ですよ、ここまでくるとね。
むしろ、その意地を張れなくなったときが引退のタイミングだろうなと思っている。
 
しかし、だ。
ここのところ、自分の感覚がちょっとズレているのか?と不安になることがある。
 
金銭的な感覚とはちょっと違うのだけど、単純にパチスロを打つお客さんが増えていることに違和感を覚えているのだ。
 
面白い・面白くないとは別の話で、むしろゲームとしてなら現行のパチスロは非常に面白いのだけど、自分の感覚としてはとにかく“キツい”んですよ。
 
こんな生活をしているから我慢して打っているけど、仮に自分が普通の社会人であったなら特にスマスロなんて日常的に打つのはキツいと考えている。
 
でもね、現実にはお客さんが増えているように見えるんですよ。
いや、全国的には分からないし、ビッグデータでどうこうという根拠があるわけでもない。
それでも自分が行っているホールについては明らかにお客さんが増えているし、特にキツいなと感じるような機種でも普通に稼働している。
 
当然、設定を期待できる日にしか行かないので、特定日などが中心になる。
だから、平日でなにもない日などはそんなこともないのだろうけども。
 
実際はどうなんだろうね。
一般の打ち手、マジョリティは現行のパチスロに対してどういう感覚で接しているのかな。
6.5号機以降…特にスマスロに対して。
 
ギャンブルとして、ゲーム性は面白いと思うよ。本当に。
一撃5000枚くらいは当たり前の光景になってきているし、上位ATにぶち込んだときの高揚感はやっぱりたまらないよね。
だから、その魅力でお客が増えたという流れは、ひとまず理解できる。
 
ただ、当然だけどその魅力の裏側には相応のリスクがあるわけですよ。
個人的な感覚で言えば、にそういった機種を打っていると2回に1回くらいは午前中に投資が4万を超える。
 
いくら出玉性能に魅力があると言われても、そんな頻度でお金を使わされたら、面白さどうこうよりも精神的に疲弊しちゃうんですよ。
でも、現実として日常的にそういった機種を打っている人がいっぱいいる。
 
やっぱり自分の感覚がズレてしまっているのかな?
 
もちろん、打ち続ければそれなりの収支に落ち着くのだろうけど、皆はそんな耐性があるのでしょうか。
自分なんて普通にストレスを感じながら打っているんだけど。
面白いけど、ストレスになる気持ちって伝わりますかね?
 
これ、どうなんだろう。
もしかして、毎日のようにそんなにお金を使わされるのは自分だけなの?
自分が異常に引けていないだけなの?
それとも日本の経済が意外と好調で、皆の所得水準が上がっているの?
 
いや、本当に分からない。
元からゴッドシリーズなどの大振りなゲーム性は苦手にしてきたタイプだから余計にそう感じるのだろうけど。
まぁでも、パチスロが活況になることは大歓迎だ。
たとえ自分には理解できなくても、まったく構わない。
 
ただ、パチスロライターとして感覚のズレがあるのだとしたらそれは問題なのでここのところ意識してスマスロを積極的に打っていたのだけど、やっぱり疲れるんだよなぁ。精神的に。
もうしばらくは、“引けない者”にとって苦難の時代が続くのだろうね…。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…