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パチクラウド#125「アンチ来店マンの皆様へ」

2024.11.01

先月、近所のホールがリニューアルオープンしたんですよ。
仮にP店としておきましょうか。
 
リニューアルと言っても、そもそもが弱小ホールなのでそれほど注目されることもなく、リニューアル初日の開店直後でも満台にならないような状況だった。
 
Re:ゼロ2どころか、モンキーターンもマイジャグも設置していない。
公式LINEもないし、当たり前のようにオンラインデータも公開していないし、完全なる地域密着型ホールってやつ。
 
ただ、これだけ遊技人口が減ってしまうと、いくら小規模ホールと言えど、地域住民だけを相手にした営業だけでは厳しくなってくるわけですよ。
 
当該ホールがある駅前にはP店以外のホールが存在しないのだけど、徒歩圏内には某最大手ホールがあったりするので、競合がないというわけではない。
 
まぁあれですよ。
ここ数年で閉店していった多くの中小ホールと同じような構図だと思ってもらえれば大きくは間違っていないと思う。
 
ちょっと話は飛ぶけれど、自分は顔を出して仕事をするようになって以来、極力ホールの店員さんと会話をしないようにしている。
取材等の仕事以外では。
 
それは変に疑いをもたれないようにという理由からなのだけど、唯一、普段から話すのがP店の店員さんなんですよ。
 
もう30年近く通っているというのもあるし、雑誌の仕事で忙しかった時代に、メモ帳を広げてデータ採りなどの仕事を勝手にやっていても一言の注意もなく見逃してくれた(悪いことはしていないけどね)という恩義もあるし
 
で、だ。
数年前にそのP店の店長さんと話をして、さすがに厳しいねっていう状況を聞いたときに、どこよりも安い価格で来店案件を案内してくれる代理店を紹介したんですよ。
 
以来、特定日には美原アキラ、アキラが産休中には碧海リカが来店している。
 
正直、来店をするようになったことが、P店にとって良かったのか、悪かったのか自分には分からない。
ただ、あれからずっと続けてくれているし、一応は閉店せずに営業してくれているので、最低限の効果はあったのかなと勝手に推測している。
 
ちなみに、身内のライターにお金を落としてもらいたいからその代理店を紹介したのではなく、他の代理店だと同じライターを呼ぶのにも2倍とかの金額になってしまうので、この規模のホールにそれはキツいと考えたうえでの判断だった。
 
変な話、来店も取材も、設置台数あたりの価格にしたほうが平等だと思うんだけど、どうですかね?
 
って、ちょっと話の方向性がズレちゃっているな。
そうじゃなくて、地域住民以外に訴求するのであれば、何かしらの広告的な施策は必要だと思うんですよ。
そのひとつとして、来店という選択肢があっても良いんじゃないかなというのが自分の考え。
 
いや、分かるよ。
SNSでクソみたいな来店マンの発言が炎上したりしているのを見て、コイツに儲けさせるためにパチスロを打ちたくないって自分も思うもの。
 
騎士団と言われるような、SNS上だとちょっと馬鹿にされがちな人たちって、言い方を変えれば優しすぎるんですよ。
 
○○ちゃんは頑張っているもんね~って、大金を貰っているんだから最低限、頑張るのは当たり前。
そもそも頑張っているのも、お金を払っているのも、リスクを負っているのも、すべてホールなんですよ。
 
少なくとも自腹で設定1を打ったって、期待収支がマイナスになるようなギャラではないんだから。
 
って、まだ話の方向性がズレているな。
もう20年以上もライターをやっているのに、SNS世代じゃないから話をコンパクトにまとめるのが苦手なんですよ…。
 
まぁ、いいか。
今回は書きたいことを全て書いていこう。
 
そもそも、ここまで来店がバブルになっている理由はなんなのだろう?
 
『広告規制の影響で、他にやれることが少ないから』、これがもっともらしく言われている理由のひとつ。
自分も最初の切っ掛けはそれだったんじゃないかなと思っている。
でも、今になって思うのは『これは大手法人の駆逐作戦』という可能性も考えられるのではないかなと。
 
たとえば大手チェーン店鋪の近隣に中小ホールがあったとして、どちらも何もしなければ大抵は大手チェーンのほうにお客さんが集まるんですよ。
 
中小ホールのほうが多少、設定状況が良かったとしても、ライトユーザーはその差異までは気づかないので、新台も多くて綺麗な大手チェーンに足が向くのは必然でしょう。
 
でも、現実には大手チェーンのほうが来店を乱発している。
 
大手は新台も揃えているし、他にお金をかけるところが来店とか取材くらいしかないんだよね。
しかも、チェーン拡大路線の法人が多いから、とにかく利益を欲している。
利益を一気に上げるにはどうすれば良いか。それは競合ホールを閉店に追い込むのがイチバンなんですよ。
 
これは長年のライター活動で得た経験なので間違いないのだけど、競合ホールが潰れるとどんなホールでも売り上げが爆増するらしい。
 
たぶんね、本気で設定状況で勝負したら大手法人のほうが分が悪いんですよ。
だって、新台購入から設備に至るまで運営コストは高いし、チェーン拡大路線の法人はさらにその費用も捻出しなきゃならないし。
 
実際、この時勢で生き残っている中小ホールって、大半は設定状況が良いんですよ。
だから、大手と競合しても生き残れている。
 
ちょっとまた話はズレるけど、関東ではなんだかんだエスパスが強いと言われているのは、エスパスは自社物件で営業しているから家賃がかからないというのも理由のひとつだろう。
 
都内なんて家賃が数千万とかまであって、加えて月に機械台が数千万、そりゃガセ日を煽って抜かないとやっていけないでしょ。
 
そろそろまとまらなくなってきたから冒頭の話に戻すけれど、P店のリニューアル初日には美原アキラが来店して、下町の小規模ホールの割にはそれなりに盛り上がった。
 
ついでに言えば、リニューアル5日目には碧海リカが来店して、この日は特定日だというのもあったけど、おそらく大赤字での賑やかな営業になった。
 
問題は2~4日目ですよ。
 
2日目の開店時に並んでいたのはわずか6人で、全員が常連さん。
設定狙いをしている人はもちろんいるけれど、自分のようなほぼ無職はおらず、仕事が休みだったのか、休んだのか、そこまでは分からないけど、少なくとも純粋なパチプロはゼロで、リニューアルを狙い撃ちにきたようなお客さんは皆無だった。
 
初日の状況、たとえば設定6然としたデータの台がイマイチ出玉的には奮っていない点などを顧みると、むしろ2日目に期待しようってなるのがパチスロ打ちの定石だと思うんですよ。
そういった縦の流れなどを丁寧に見ていく打ち手がおそらく減ってしまったんでしょうね。
 
別にマウントを取るとかではなく、結果的にリニューアル初日や特定日よりも2日目とかのほうが簡単にツモることができたのだ。
 
何が言いたいかと言うと、こういうお客さんの動向がある限り、新台なり来店なりに頼る営業はなくならないということ。
 
それが良いとか悪いとかはないけれど、現状、多くの打ち手はなんらかの切っ掛けがないとホールを選べなくなってきているんじゃないかな。
その切っ掛けが、新台だったり来店だったり取材だったり。
 
ホールだって、少なくとも中小ホールは、バカ高い新台なんて買わなくても済むなら買いたくないと思うよ。
 
でも、新台を極力買わずに設定で還元するといった挑戦をしたホールは過去にことごとく失敗したという実例がいくつもあるんです。
 
自分はまったく理解できないけれど、集客効果の筆頭はやっぱり新台なんですよね。
そして、その新台を1台買うよりは安くすむという理由で、来店も重宝されるのでしょう。
 
結局、誰も知らないような演者に金を払うより設定で…っていう、もっともな意見はよく聞くけれど、新台も来店もなければどんなに設定状況が良くても、ほとんどの打ち手は気づかないし、お客が増えなければその設定状況を維持することだってできない。
 
すぐ稼働が飛ぶような新台を買うホールは馬鹿だ、誰も知らないような演者を呼んでいるホールは馬鹿だという意見が理解できないわけはないんだけど、現実として設定だけではお客さんを呼べないというデータが出てしまっているのだから仕方がない。
 
自分だって無駄金が多いこの状況を馬鹿らしく感じているけれど、これを変えたいのならば多くの打ち手がもっと個々のホールにしっかりと向き合わなければならないと思うんですよ。
 
演者の推し機種に座ればOKとか、取材の(暗黙の)公約に応じて法則を狙うとか、そんな楽をしてきた打ち手側がこの状況を生み出してしまったという側面もあるんじゃないかな?

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…