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パチクラウド#18「バッシング」

2020.05.17

緊急事態宣言が解除されたら、COVID-19が終息したら、皆の心に平穏が戻ったら、パチンコ業界へのバッシングは収まるのだろうか?
 
おそらく表面的には目立ったバッシングが減っていくのかもしれない。
ただし、潜在的なパチンコ批判はシコリとして残り続けるでしょう。
 
いや、そもそもCOVID-19を切っ掛けに噴出しただけで、もともとパチンコに対する世間のイメージは悪かったのだ。
表立って声を上げなかった多くの人たちが、ここぞとばかりにバッシングを始めただけで。
 
それにしても、なんでパチンコが嫌いなんだろうね。
治安が悪くなるとか、暴力団が裏にいるとか言われるけど、本当にそんな怖いイメージがあるのだろうか。
 
郊外店とか、明るい建物があって人の出入りがあるほうが、むしろ治安的にはプラスなんじゃない?
暴力団との関係だって、多くの業界人が「今時そんな付き合いはない」って言っているじゃん。
 
でも、本当に暴力団との関りはまったくないのかと言えば、ないわけないよね。
自分も知らないフリして、皆に合わせておけば良いのかもしれないけど、そんなものを隠したって仕方がない。
実質的に暴力団が経営に関わっているホールは存在しますよ。
 
だけど、ほとんどの従業員はおそらく、その事実を知らないんじゃないかな。
知らなければ良いのか?と言われるかもしれないけど、知らないものは仕方ないじゃない。
 
誰だって、どうせなら健全な企業で働きたいと思っているけど、たまたま暴力団に関係のある企業で働いてしまって、それを気づくこともないのだから、そんな従業員に罪があるわけがない。
 
もちろん、暴力団への利益供与に繋がる行動は控えるべきだろう。
ただ、表立って暴力団が経営していますってところなどないわけで。
 
貴方の買ったそのクルマ、貴方の住んでいるその部屋、製造・流通過程で暴力団が関わっていないと断言できますか?
 
…できないよね。
フロント企業って、そういうものだもん。
 
そうは言っても、そんなブラックな繋がりがあるホールも、全体で見たら1%もないのでしょう。
 
業界としては暴力団を排除しようという姿勢がたしかにあるし、その甲斐あって段々と健全になってきたわけだ。
むしろ、パチンコ業界と暴力団の関係で言えば、現在は明確に敵となる場合のほうが多いはず。
 
数年前に、取材というか話を聞かせてもらったのだけど、持ち込んだ玉を流して交換したり、店員を抱き込んで打ち子を派遣したりというのが、いわゆる暴力団の〝しのぎ〟になっているらしい。
それを考えても、業界としては暴力団を排除したいというのが本音だと思う。
 
たしかに、自分がパチンコを打ち始めた20数年前のホールはなかなか酷かったですよ。
店員さんも、お客さんも。
 
でもさ、正直なところ、だからこそ自分は興味を持ったという部分もあるんだよね。
怖い物見たさというか、そういう感覚ってないですか?
 
それで実際に、なんとなくアングラ感が漂うパチンコ屋という場所で、ガラの悪い人たちに囲まれながらパチンコを打ってみると、少しだけ大人になった気分を味わえた。
背伸びしたい年頃だったというのもあるけど、ちょっと危ない雰囲気やいかがわしいモノに好奇心って刺激されるでしょ?
これは何もパチンコに限ったことじゃないと思うんですよ。
 
東洋一と言われる歓楽街、新宿の歌舞伎町。
そこには夜な夜な溢れるほどの人間が足を運んでくる。
 
その人間たちを全て受け入れられるほど多くのお店があり、それと同時に、トラブルの発生件数も日本で有数と言えるだろう。
 
治安が悪いことは周知されているけれど、それでも皆がわざわざそこへ足を運ぶのだ。
 
お酒を飲むだけなら近所の居酒屋でも充分だし、むしろ安くあげられるだろう。
にもかかわらず、ボッタクリや喧嘩といったトラブルが頭によぎりながらも、漠然とした好奇心から盛り場へ向かってしまうのではないだろうか。
 
人間ってそんなもんでしょ?
 
とはいえ、それでも脊髄反射的にギャンブルなどに嫌悪感が沸き上がる人はいるのでしょう。
理解しようともせず、先入観だけでパチンコは悪だと決めつけてしまうような人たちが。
 
でも、そういう先入観って周りがどんなに正論を説いても、取り除くことは難しいんだよね。
かくいう自分にも、やっぱり先入観というのはある。
 
この前、有名なラッパーが大麻で捕まったじゃない?
あれ、まったく意外だと感じなかったもの。
これも良くない先入観だとはわかっているけど、そういうイメージが自分のなかで出来上がってしまっているからどうにもならないわけですよ。
 
だから、もともとパチンコ=悪だと思っている人に翻意させようとしても無駄だと自分は思っている。
 
新規ユーザーを獲得することが当サイトの目的ではあるけれど、それでも頑なな先入観を持っている人までをとりこめるとは考えていない。
 
そんなところに労力をかけるくらいなら、既存ユーザーの保護やフラットな思想の未体験者に声を届けたほうが有意義だろう。
 
もちろん、不当なバッシングを受ければ反論したくなる気持ちはわかる。
好きなものを批判されるのは気分が良くないでしょう。
 
ただ、先述したように自分の場合はパチンコのいかがわしい部分に興味を持ったタイプなので、万人受けするものだとは最初から思っていない。
嫌われることにも耐性があるというか、慣れているんですよ。
 
それこそ高校時代なんて学校の廊下を歩けば人垣が割れるくらいには嫌われていましたからね。
近寄るのも避けるくらい嫌われるって凄いでしょ?(笑)
 
結論、個人的には嫌われていても別に良くない?くらいの感覚なんですよ。
嫌われ者(業界)は嫌われ者らしく生き残れば。
 
まぁ、そんな人たちが思い描いているイメージより、現実のパチンコ屋は遥かに健全なんですけどね。
 
さて、最後にちょっと昔話を。
 
他のところでも書いたことはあるが、あれはもう25年ほど前になるのか。
当時の自分はまだパチンコを覚えたてで、パチスロなんてモーニング狙いでマジカルベンハーを打ったことがあるくらいだった。
 
いつものように地元の小岩駅近くにあった東京会館というホールで、仲間たちとビッグシューター(ニューのほうかも)を打っていたときのこと。
 
仲間のひとりが「隣駅に、めっちゃ面白いパチスロがあるんだよ」と言ってきた。
モーニングも入っているというので、さっそく翌日の朝、市川駅の(たぶん)将軍というホールに足を運んだわけだが、その〝めっちゃ面白いパチスロ〟の正体はリノという機種。
これこそ自分がパチスロにハマる切っ掛けとなった機種だ。
 
実際に打ってみたら、たしかに面白い。
面白いというか、連チャンするから興奮するのだ。
 
小役落ちなんていう仕組みも知らなかったけど、なんか連チャンする、連チャンするかもしれない、連チャンさせたい…と、そこからしばらくはリノを打つために通うようになった。
 
そんなある日。
朝イチの台取りで、アジア系の外国人と揉めてしまう。
こっちもお金のない学生身分なので、モーニングの可能性がある朝イチは必死だった。
外国人の掛け持ちが理由で揉めたと記憶しているが、理由はともかく掴み合いになってお互い引くに引けない状態になった。
 
と、そこでカットインしたのが、そのホールの主らしくコワモテの御方だった。
まぁコワモテというか間違いなく本職なんだけど。
 
そのコワモテに「兄ちゃん、今日は引いてやれ」と言われれば、もうこちらは何もできないよね。
 
でも、悔しかったし、怒りが収まらない自分はその翌日に仲間たちを連れて早く並び、リノのシマを占領した。
いや、占領というほどの人数を連れて行ったわけではなく、いつもはちょうど満台になるかならないかっていう状況だったので、お客が数人増えると朝イチ台に座れない人間も出てくるというわけだ。
 
案の定、いつも最後尾あたりに並ぶ外国人たちはリノに座ることができず、自分としては完全にしてやったり。
…で、また揉める。
 
この日はコワモテカットインもなかったし、若気の至りというやつでしょう。
そいつを掴んだまま「表に出ろ」とホールの外に連れ出し、脇にあった路地に足を踏み入れる。
 
そこで振り向いた瞬間だった。
 
なぜか外国人に囲まれているんですけど?
え?どういうこと?
 
日本にいる外国人って仲間意識が強いんだよね。
ひとりが外に連れ出されるのを見て、助太刀に来たということなのでしょう。
いや、自分にも仲間たちがいたはずなんだけど、そいつらは普通にリノを打っていたというね…。
 
結局、逃げ場のない路地でナイフを出されて、ごめんなさいをするしかなかった。
 
現在ではこんなトラブルもまずないでしょう。
 
けれども、自分はそんな過去のパチンコ屋も知っているから、世間から多少のバッシングを受けても、どこかでまぁ仕方ないよなと納得してしまう部分があるのかもしれないね。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…