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パチクラウド

パチクラウド#19「新しい世界」

2020.06.01

全国的に緊急事態宣言が解除されたが、当然、これでコロナ禍が終息したというわけではないので、世情もまだまだ流動的なところが多い。
 
パチンコ業界もそれは同じで、特に東京都などは休業要請が解けてはおらず、各ホールは営業再開を強行した形になっている。
今後どうなっていくかはわからないが、少なくとも現時点ではパチスロを打つことができる環境が戻っている。
 
緊急事態宣言中は、営業していたホール、いやむしろ、そこで遊技しているユーザーに対して、業界人からも批判の言葉が繰り返された。
 
こんなときくらい打ちに行くな、と。
 
その論調はこういった特殊な状況下(=緊急事態宣言は解除されたが休業要請は継続)でどう変わっていくのだろうか。
 
自分は以前から言っているように、法律に違反していない限り、営業しているホールはもちろん遊技しているユーザーに対しても、批判しようなんて気は毛頭ない。
むしろ、こんな状況になってまでパチンコ・パチスロを打ってくれて、有り難いとすら思っている。
 
そもそも本来は、業界で食っている人間がユーザーに意見するなんてお門違いなのではないだろうか。
メーカー、ホール、そしてライターだって、その収入のほぼ全てはエンドユーザーが使ったお金で成り立っているのだから。
 
ただし、ホールが営業を再開したとは言っても、メディアに携わる人間にとってはまだまだ難しい局面に置かれたままである。
特に休業要請が続く都内を本拠地とするメディアなどは、コンプライアンス的にもホールでの取材や収録を控えざるをえないのではないだろうか。
 
ライター個人にとっても、やはりそれは悩みどころだろうし、まだしばらくは自粛という人もいるだろう。
 
なお、パチクラウドについては、各ライターさんにお任せというスタンス。
打っていることを別に隠すこともないし、稼働ネタのコラムを書いてもらっても構わない。
 
いつの頃からか、ライターにも社会性が求められる空気になっているけれど、個人的には法を犯したり遊技ルールに違反しなければ好きにやってもらいたいと思っている。
 
自分もまた、少しずつ動き始めている。
 
もともと自分は緊急事態宣言とは関係なく、3月の時点で自粛することを決めた。
3月の中頃にプライベート稼働を停止して、後半は仕事絡みの実戦が2回ほどあっただけ。
 
コロナウイルスに感染したからといって誰が責任をとってくれるわけでもないので、そのあたりは自分で判断していくしかないという考えなので。
 
現時点ではどうかと言うと、ホールの状況が日常に戻っているわけではないので、まだ様子見という感じ。
 
感染に対する恐怖がなくなったわけではないし、そもそも自分がどうこうではなく、高齢の両親へ感染させないようにすることが自粛を決めた最大の理由だったし。
 
なので、感染予防に気をつけながらホールの状況チェックをしつつ、安い台を少しだけ打ったりというのが現状である。
 
まぁでも、未知なるウイルスによって社会全体として生活の有り様までもが変化を余儀なくされており、パチンコ業界の今後についても動向が読めない部分が大きい。
 
特にホールでの取材や収録といったメディアの主流業務が、以前までと同じように行えるという保障はないでしょう。
事実、ここ最近は生活の窮状を訴えるライターさん(タレントさん?)も少なくない。
 
本当に生活が苦しいレベルなのかどうかは知らないけれど、ほぼ2ヶ月間の仕事が飛んだというのは事実だろうし、そしてこの状況がいつ戻るのかまるで見えないという不安もあるでしょう。
 
現場仕事をメインにしていた人たちは本当に大変だよね。
 
ただそれも、社会の変化とともに変わっていくものなので仕方がない。
来店営業が全面禁止になるとか、営業時間中の収録が行えなくなるとか、将来的にはそんな可能性もゼロではないと思っている。
 
だって、パチンコ・パチスロなんて極論を言ってしまえば、ホール(メーカーを含めた周辺業者)とユーザーさえいれば成り立つのだから、メディアがなくてはならないという必然性はないのだ。
 
まぁ、なくなることはないだろうけど、できることの幅が狭まったり、売り上げ的な意味での事業規模が縮小するということは充分にあり得るでしょう。
 
というか、これまでがおかしかったのかもしれない。
日本の経済が落ち込み、パチンコ業界全体も低迷している状況で、一部のメディア(個人含む)がまるでバブルのような様相を呈していたというのは一種の歪みだったのではないだろうか。
メディアというのはあくまでも隙間産業なのだから、業界全体が苦しんでいるときには、同じように痛みを負うというのが自然な流れであるような気がする。
 
そう考えると、今後はさらにパチンコ関連メディアには苦境が待っているのかもしれない。
仮にそうなったとしたら、パチンコ業界を見限っていく媒体や個人も増えるだろう。
 
ただそれもやっぱり自然な流れなんだろうね。
儲かると思って業界メディアに入ってきた人間にとっては、儲からなくなったら魅力はなくなってしまうのだろうし。
当然、その過程で仕事が楽しくなって骨を埋める人間もいれば、なんとなくで働き始めてそのままなんとなく続けていくという人間もいる。
 
どちらにせよ、メディア全体の規模縮小が余儀なくされれば、最終的には金銭面以外のところに魅力を感じる人間だけが残るのだろう。
 
一方で、自分自身は今回のコロナ騒動にあたって仕事面での影響はほんの僅かだった。
実戦系の仕事がいくつか延期になった程度で、むしろ原稿仕事は増えているくらい。
 
というか、そもそもがライター業の収入に依存する生活をしていなかったので、影響を受けようがないと言ったほうが正しいだろう。
 
5年ほど前に、一線を退いて以来、ライター業における収入は激減している。
 
大袈裟ではなく、全パチスロライター・タレントのなかでも、自分の収入は間違いなく最低レベルだろう。
パチスロで勝たないと生活ができないのだから、その意味で言えば稼働できないこの時期はたしかに厳しかった。
 
とはいえ、別にライター業で稼ぎたい気持ちがなくなったわけではなく、前述したように業界全体の景気が低迷している状況で、無理やり稼ごうという気にはなれないだけだ。
願いがかなって、奇跡的に再びパチスロブームのような時代が訪れたとしたら、そのときは誰に遠慮することもなくライター業に注力するでしょう。
 
本当に奇跡的な願いだとは認識しているけども。
そんな奇跡を待ちつつ、この先も自分はパチスロを打ちながらその日暮らしを続けていく。
 
ただ、昔からひとつだけ確信していることがあって、それは『もしも自分がパチスロで勝てなくなる時代がくるとすれば、そのときはメディアも含めて業界の全てが終わるだろう』ということ。
 
勘違いしないでもらいたいが、最後まで勝てるのが自分だと言っているわけではない。
というか、パチスロが下手だってことはしっかりと自覚している。
知識も技術も能力も、自分が他者よりも勝っているスキルなんて一切ないし、強いて言えば少しだけ経験値があることくらいだろう。
 
逆に言えば、そんな自分でも勝てるのがパチスロの良い部分でもあるし、誤解を恐れずに言えば時間さえあれば誰でも勝つことができるのがパチスロである。
正確な知識と、精神的なブレさえなければ、金額は別としてトータルで勝ち越すことはそれほど難しくないはずだ。
 
ただ、そのパチスロのあり方が大幅に変わったとしたら、どんなことになるだろうか。
 
自分のレベルで勝てないということは、つまり一般的な趣味打ちのユーザーにとっては現在と比べてさらに勝てなくなるということを意味する。
一部のトップ専業はそれでも勝てるかもしれないけれど、そこまで労力をかけて収入が落ちるのであれば、トップ専業だって引退を選ぶのではないだろうか。
 
それと同時に、そこまで勝つことが難しくなってしまったら攻略誌を中心としたメディアの存在意義も薄れていくだろう。
それ以前に、パチスロがそんなことになったら、一気にユーザー離れも加速するだろうし。
 
他のギャンブルと比べて、勝利へのボーダーが低いことこそがパチスロの優位性だと自分は思っている。
つまり、自分が勝てなくなるのと業界全体の終焉はほぼ同時に訪れると考えているので、そうなるまではこのままのんべんだらりと生きていきたい。
お金持ちにはなれないだろうけど、パチスロを打って文章を書いて、それで生きていけるならこんな幸せなことはないのだから。
 
パチンコ業界のことを底に穴の開いた船だと揶揄する人がいる。
 
以前のように儲からないからと船を降りる人もいるでしょう。
他の船に乗り移る人だっているでしょう。
でも、自分は最後まで水をかき出してみるよ。
好きなものを守る為に…なんて高尚な考えではない。
自分が好きな生き方をする為に、悪あがきをするのが意外と面白いからだ。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…