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パチクラウド#26「無駄」

2020.09.17

最近の若者はクルマを欲しがらないという。
最近の若者はタバコを吸わないし酒も飲まないという。
必要ないから。無駄だから。
それが現代の若者像だという。
 
実際にどうなのかは知らない。
若者の絶対数だって減っているわけだし、本当はそういった欲求があるのに金銭的な理由で控えているだけかもしれないし。
 
まぁでも、必要のないものはいらない、無駄なことはやらないといった傾向は少なからずあるのでしょう。
 
パチンコ・パチスロを打っているユーザーにしても、たしかに年々、若者の数は減っているように見える。
また、減ってしまったとは言え現実に存在する若者ユーザーにしても、どちらかと言うと勝てるからという理由、収入源として打っているユーザーが多く感じる。
 
まぁなんと言うか…。
意識高い系の若者が増えたんだろうね。
 
Twitterなんかを見ていても、年代にかかわらず意識が高めに感じるツイートをしている専業が多いから。
それだけ現在のパチンコ・パチスロは状況が厳しく、ストイックにやらなければ喰っていけないという事情があるのかもしれない。
 
パチクラウドの連載陣にしても、自分などが同じ立場で物を申すのが失礼に感じるほどストイックにパチンコ・パチスロと向き合っているライターさんばかりだ。
あの猫旦那ですら、高設定をツモるまでの過程は真面目にやっているからね。
 
それに対して、自分はどうだろう。
 
雑誌で誌上プロとしての連載コラムがスタートした当初は、なんとなく頑張らなきゃいけないかなという意識もあって、多少なりともストイックに稼働していた部分はあった。
それが今では、稼働量も収支も半分くらいまで落ちているというのが実状である。
身の丈に合わないストイックなんて続くわけがないのだ。
 
でもさ、ギャンブルで生計を立てている身でありながら、そこまで真面目にやるのって逆に矛盾していないかな。
意識高い系の専業、ストイックな博徒…なんとなくおかしくない?
 
自分にはできないことなので尊敬はするのだけど、そうなりたいという願望はまったくないんですよ。
期待値は積めたから結果はマイナスでも構わないと言う専業さんは多いけど、そういう感覚も自分には本当にないからね。
たまたま低設定で勝てて、そのお金で酒を呑めたほうが楽しい1日に決まっているもん。
 
無駄ばかりの生き方だって、そりゃ気づいていますよ。
 
酒もタバコも、期待値の積めなかったパチスロも、普通の感覚では無駄でしかないのでしょう。
でもね、自分にとってはそんな無駄こそが美徳であり、人生のスパイスなんですよ。
 
先のことを考えないわけではないけど、イチバン大事なのは“今”。
 
それにパチスロで生きていく人生にもうMAX BETしちゃったので、その世界が崩壊してしまったら、それは自分の負けなのだから仕方がない。
その世界を守るために、できることはやっていくけれど。
 
そんな退廃的な考えの若者はたしかに少なくなっているのでしょう。
そうなれば、パチンコ・パチスロに新規ユーザーとして入ってくるのは意識の高い若者しかいなくなってしまう。
 
でも、それで成り立つわけがないんですよ。
遊技としてのパチンコ・パチスロ、身近なギャンブルとしてのパチンコ・パチスロ、それに魅力を感じてくれるユーザーを増やさないことには、この世界はいずれ崩壊してしまうだろう。
 
韋駄天の速さは爽快だし、6.1号機になればベースを下げた(射幸性を高めた)機種を作れるかもしれないという一報には期待している。
 
ただ、それってヘビーユーザーを繋ぎ止める施策にはなるだろうけど、逆に新規ユーザーに対する敷居をさらに上げてしまうことになりかねない。
 
パチンコ・パチスロってさ、色々な楽しみ方があってこそだと思うんですよ。
ストイックな専業もいれば、自分のような堕落した専業もいる。
純粋にギャンブルをしたいユーザーもいれば、とにかくゲーム性を楽しみたいユーザーもいる。
その多岐な欲求に応えられる環境を用意しない限り、遊技人口の増加など望めるわけもない。
 
業界が生き残るための苦肉の策として、ヘービーユーザーを囲い込みたいというのは理解できる。
ただし、これまでの経緯を見ても、それが単なる延命治療に過ぎないことはメーカーやホールだって気づいているはず。
 
無駄なものに興味を示しづらい若者に、ちょっとやってみたいと思わせるようなパチンコ・パチスロ業界を作るためには痛みを伴うくらいの抜本的な改革が必要なんじゃないかな。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…