いよいよ凱旋の撤去が目前に迫っている。
おそらく10万ゲームも回していないので、個人的にそれで感慨深くなることはない。
設定狙いで極稀に座ることもあったが、基本的には天井狙いのみ。
その天井狙いにしても、みんなのボーダーがどんどん下がってきたので、今年なんて数回しか触っていないくらいだと思う。
なので、最後にGODを引いておきたいとか、そういった気持ちもまったくない。
ただし、凱旋が撤去されたあとのホール環境は気になっている。
どうなるんだろうね。
それと凱旋の先には沖ドキの撤去も控えている。
どうなるんだろうね。
ちょっと今回は、そのあたりの近未来について考えてみよう。
まず凱旋を好んでいた打ち手の動向についてだが、業界内では一定程度がパチンコへ移行すると言われている。
これは過去の傾向から分析すれば間違いないのかもしれないが、自分のようなパチスロオンリーの打ち手もいるので、そういった打ち手は他のお気に入り機種を見つけるのか、それともパチスロの遊技頻度自体を落としてしまうのだろうか。
5号機を含めても、凱旋の代わりになるような機種ってほとんど思いつかないよね。
それこそ6号機では代わりはつとまらないだろう。
そういった打ち手がそれぞれパチスロに対する感覚を変えて、6号機の楽しみ方を覚えてもらわないことには厳しいかな。
ただ、最近は相次ぐ5号機の撤去、及び撤去前の特需もあって凱旋の稼働が伸びている印象はあるが、それ以前から凱旋が主力であったホールはそう多くなかったように思う。
ホールの利益観点からすれば、むしろ沖ドキ撤去のほうが影響は大きいのではないだろうか。
旧基準5号機、沖ドキ、ジャグラーという利益の3本柱のうち、2本がもう間もなく失われることになるわけだ。
ホールが利益を取りづらくなるということは、打ち手にも大きな影響がある。
いや、すでにその兆候は表れはじめているのではないだろうか。
簡単に言えば、この2ヶ月くらいで一気に設定状況が悪化したホールが増えているように感じている。
まぁ、自分がチェックしている範囲だけなので、それが全国的な傾向なのかどうかはわからない。
それでも注意するにこしたことはないだろう。
また、ホールの営業戦略もこれから少しずつ変わっていくんじゃないかな。
いや、変わらなければジリ貧は避けられないだろう。
少し前までの主流は、イベント(媒体取材や演者来店のこと)などを使って地域外のお客を集めたりする、いわゆるパワープレー営業だった。
けれども、今後それは徐々に難しくなっていくだろう。
絆(初代)の設定6が打てるかもしれないとなれば遠征しようとする打ち手も、6号機では遠征するほどの価値を見出せない。
しかも、絆(初代)の設定6は探してもらえれば、なんだかんだで稼働が維持するけれど、6号機は午前中で見切られてしまうパターンが多くなるだろう。
薄利多売、地域密着……口で言うほど簡単ではないだろうけど、おそらくそれを意識して少しずつ変化しているホールもある。
逆に、イベント(媒体取材や演者来店)をより増やしているホールもある。
どちらが正解になるのかはわからないし、どちらも正解、不正解になる可能性だってある。
だけども、変わらなければいけないタイミングであることは間違いないし、また打ち手としては各ホールの変化に気を配るようにしたい。
これまでのスタンダードが変わり、これまでどおりの立ち回りが通用しなくなるのは面倒だが、混乱にこそチャンスはあるのだから。