自分の初めては手打ち式のパチンコでした。
おそらくは小学生の低学年の時で、親父に連れられて行った駅前の小さなパチンコ屋でのことだったと思う。
経営会社は変わっているけれど、今も営業しているお店である。
次は中学3年時、先輩に連れられて何度か行ったけれど、それほどお金を持っていないし、結果的に勝てなかったということもあってパチンコにハマることはなかった。
最終的に自分の意思でパチンコ屋に通うようになったのは高校時代。
カラオケやゲームセンターと同様に、友達が集まる溜まり場のひとつだった。
中学時代よりは自由に使えるお金が増えていたし、何よりも少しずつパチンコの仕組みが理解できるようになって、急速にその魅力にハマっていった。
また、今になって思い返してみると、周りの環境だったり人間関係が大きく影響していたように思う。
というのも、中学時代にパチンコ屋へ連れて行ってくれた先輩たちは遊技に夢中で、それこそ自分に対してはほとんど放置プレーだった。
玉の借り方などは教えてくれても、それ以外は自分で勝手にやれというスタンス。
遊技説明書などもないパチンコ屋でのそれは、ジャングルにおける育児放棄のようなものだろう。
逆にもし、その時にあれこれ詳しく教えてもらっていたら、中学時代からパチンコにハマっていた可能性もあるし、どちらが良かったかはわからないけども。
一方、高校時代は気心の知れた仲間たちと一緒だったし、パチンコ屋で知り合って話すようになった大人たち、店員さんとのコミュニケーションなどによって、パチンコという遊技に対する知識が次第に増えていった。
ゲーム性はもちろんのこと、少ない資金で勝てる可能性が高い方法…パチンコの開放台やパチスロのモーニングなど、そういった基本的な立ち回り(のようなもの)も覚えていくと、さらにパチンコが楽しくなった。
やはり分からないままでは楽しみ方の幅が狭まるし、基本を教えてくれる人だったり、その時の環境がとても重要だと改めて思った。
何故そんなことを考えたのかというと、明日アップされるwatさんのコラムを読んで、もし最初からwatさんみたいな人にパチンコ屋へ連れて行ってもらっていたら、すぐパチンコにハマっていただろうなと思ったから。
自分は結果的にパチンコから離れてパチスロ専門になったわけだが、その理由のひとつにパチンコは上達の仕方がイマイチわからなかったというのがある。
釘を見られるようになって、回る台を打てば良いということは理解できるけれど、それ以上のことはあまり分からなかったのだ。
自分は攻略誌出身というのもあって、どうしても『勝てる方法』ばかりに目が行きがちである。
でも、初心者にとっては勝てる方法と同じくらい『上達する方法』も大事なのかもしれないな、と。
未経験者にまずは興味を持ってもらう。
そして今度は、少しずつでも上達してパチンコ・パチスロの楽しさを知ってもらう。
そういう活動ができたら良いし、そういうサイトこそが目指す形なのだろう。
自分の力不足でサイトを存続させることで精一杯というのが現状だが、目指すべき方向だけはブレずに一歩ずつでも進んでいきたいと思う。