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パチクラウド#40「夢」

2021.04.16

子供の頃の夢ってどんなものでしたか?
その夢はかないましたか?
 
自分の夢は「お風呂のある家に住むこと」だった。
 
生まれ育った木造アパートはおんぼろであり、4人家族で住むには狭すぎて御飯を食べるのも寝るのも同じ部屋だった。
風呂がないのはもちろんのこと、自分の部屋もないし、テレビのチャンネル権もない。
だから夢というよりお金持ちになりたいという漠然とした願望があったのだろう。
 
とはいえ、高校卒業後に一人暮らしを始めたことで、最低限の目標は達成された。
プロ野球選手になりたいとか、こんな仕事に就きたいとか、子供らしい夢を持ったことがなかったので、その気ままな生活を手に入れただけで当面の目標がなくなってしまった。
 
いや、お金が欲しいという根本的な欲求だけはなくなっていなかったか。
 
ただし、お金は欲しくとも、自分は仕事が嫌いだ。
嫌いというか苦手である。
 
社会に適応する能力が圧倒的に欠如しているので、できれば仕事をしないで生きていきたいという願望が元々あったのかもしれない。
 
その当時、一応は親戚が経営している飲食店でアルバイトはしていたけれど、昼間は大学にもほぼ行かず、毎日ホールでパチスロを打っていた。
 
そのまま大学卒業後も就職をすることなく、ホール通いを続ける毎日。
 
そろそろ何かしらを考えなきゃいけないなとは思うものの、やっぱり仕事はしたくないし、どうにかこのままパチスロを打ち続けて生きていけないものだろうか。
そう考えた自分が選んだのは、攻略誌で働くことだった。
 
このとき、スロプロとして生きていく!なんて考えにならなかったことだけは、自分で自分を褒めてやりたいと思う。
 
そこから20年。
出版者の編集部員→フリーランスのライターという転身はあるものの、パチスロを中心とした生活を続けてくることができた。
 
子供の頃の夢…お風呂のある家に住みたいという願望はかなったし、学生時代の夢…パチスロを打ち続けて生きていきたいという願望もかなった。
 
そして今の夢はこのままのんべんだらりと生きていくこと。
 
そう、自分は今の生活に満足しているんですよ。
お金持ちにはなれなかったけど、充分に幸せな生活をさせてもらっている。
パチスロを打って、仲間とお酒を呑んで、たまに原稿を書いて、これ以上を望むべくもない。
 
しかし、だ。
 
今後の展望には黄色信号が灯っている。
このままでは今の生活を続けることができなくなるんじゃないか。
そんな懸念をここ数年はずっと感じている。
 
パチンコ業界が斜陽産業と呼ばれるようになって久しいが、それでも10年前くらいまでは「なんとかなるだろう」くらいに考えていた。
 
正直、ここ2年くらいの凋落ぶりは想定以上の落下速度だし、これに危機感を感じていない業界人はいないだろう。
 
それで、どうするのか。
沈む前に逃げ出すのか、自分(自社)だけが生き残ることを考えるのか、それとも…。
 
自分はもう一蓮托生だと肚を決めている。
沈むなら沈むまで、それを見届けようと決めている。
 
ただ、それを眺めているだけなのは悔しいので、最後まで抗うよ。
パチクラウドを立ち上げたのも、それが目的だから。
 
沈み始めた船がパチンコ業界だとすれば、自分のやろうとしていることなど、スプーンで水をかき出すくらいの抵抗でしかないだろう。
 
でも、何もしないで眺めているのはやっぱり悔しいよね。
だって、自分は夢がかなってこの生活をしているのに、それが壊されようとしているのだから。
 
万が一、パチクラウドが軌道に乗って、金銭的な余裕ができたら何ができるのか。
何をしたいのか。
 
まずはそうだな。
全国、全てのホールにパチンコ・パチスロの手引きみたいなガイドブックを置きたいよね。
それさえ読めば、完全な初心者でも問題なく遊技できるような、本当に完璧なものを。
 
おそらくパチンコをやったことがないだろう人がホールに入店して、店内をキョロキョロしただけで帰っていく場面を見たことはありませんか?
 
そりゃ、そうだよね。
ガイドブックもなければ、補助スタッフ的なサービスもない。
これは完全に新規顧客の取りこぼしだもの。
 
動画でも良いのだけど、店頭・店内配付のガイドブックという原始的な手法も、また違った方面からの効果が期待できるんじゃないかなと。
 
あと、ショートムービー的なものも製作したいよね。
当然、パチンコ・パチスロを題材にした作品で。
その映画を観てくれた人たちがパチンコ・パチスロに興味を持ってくれるような。
 
ただ、それまでパチンコ・パチスロを打ったことがない人、それもできるだけ多くの人に観てもらわなきゃ意味がないので、相当に有名なタレントさんとかに出演してもらう必要がある。
 
ライターや演者で作るならば、そこまで莫大な資金がなくても実現できるだろうけど、それでは意味がない。
あくまでも訴求の対象は既存ユーザーではなく、新規ユーザーなのだから。
 
簡単に言えば、パチンコ・パチスロのことはまったく知らないけど、○○が出演しているから観てみよう、みたいな。
 
特に若い世代へのアピールが重要なので、それこそ福士蒼汰とか新垣結衣クラスで作りたいよね。
そこでの出合いが切っ掛けになって、ガッキーと…みたいな未来だってあるかもしれないじゃない?
 
そして、最終的にはデモホールを運営したい。
新宿とか秋葉原の一等地に、非営利のパチンコ店を作るんですよ。
 
実際にあるホールとまったく同等の設備を用意する。
無料で遊技できること以外は、まるっきり普通のホールと同じということ。
 
でも、そこには常に遊技をサポートするスタッフがおり、わからないことがあれば1から10まで教えてくれる。
 
言葉にすると大袈裟に聞こえるけれど、逆に言えば、今のパチンコ・パチスロはそれくらいしないと未経験者が気軽に遊技できるような環境じゃなくなっていると自分は思っている。
 
以前は、ゲームセンターに置いてあるパチンコ・パチスロがその役目の一端を担っていたのかもしれないが、今ではそのゲームセンターも減少の一途だ。
 
そもそも最初からお金を使って遊技しろというのは今の時代、もうナンセンスなんじゃないかな。
 
だからこそ、デモホールを。
 
…まぁでも、現実に目を向ければ、潰れないようにするだけで精一杯のパチクラウドがそんな資金を捻出できるわけがない。
 
ガイドブックやらショートムービーやら、数千万円のお金を用意できる頃には、もう自分は生きていないだろう。
ガッキーだって、運命の人(俺な?)に出会うこともなく、誰かと結婚しちゃうだろう。
 
そんな実現性の低い夢を見るくらいなら、早めに身の振り方を考えたほうが良いのかもしれない。
 
でもさ、決してかなわない夢でも、ないよりはあったほうが楽しいじゃない。
そんな夢に付き合ってくれている有料会員の皆様には頭が上がらないけれど。
 
まぁでも、何をするにもやっぱりお金なんだなとは思わされるよね。
自分がもしも簡単に数千万円を用意できる人間だったとしたら、そもそもパチスロを打っているのかっていう部分はあるけども。
 
ただ、パチクラウドの目的は遊技人口を増やすことだが、それが達成できるのであれば、その過程にパチクラウドが絡まなくても別に構わないんですよ。
 
誰がやってくれても良い。むしろ誰かにやってほしい。
 
ガイドブックやショートムービーも、パチクラウド主導でやろうとしたら何十年かかるかわからないけど、然るべき団体が動けば今からでもできるでしょう。
 
デモホールだって、既存のメーカーや設備屋、ホール団体が手を組めば実現できるでしょう。
 
だから、頼むよ。
業界の偉い人たち。
 
他力本願で申し訳ないけれど、自分の夢を終わらせないでくださいよ。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…