パチスロ攻略誌の凋落はなにが切っ掛けになったのか。
もちろん原因はひとつじゃない。
インターネットの普及、メーカーとの関係性、ユーザー人口そのものも減っているわけだし。
そういった様々な理由はあるのだろうけど、個人的には攻略誌を読んだだけでは勝てなくなったということも一つの大きな切っ掛けになっているのではないかと思っている。
攻略誌という看板で売っていながら、購入者に勝たせてあげられなくなっていたら看板の名倒れである。
昔はね、攻略誌を読んでいるだけで勝てたんですよ。
攻略誌にしか載っていない情報や数値があったり、ハイエナの期待値を独自に算出していたり。
でも今はどうだろう。
大抵の情報や数値は攻略誌を買わなくてもネットで調べることができる。
しかも、こういうデータの台を打てって書いてあったとしても、そんな美味しい台は昔のように簡単には落ちていない。
そもそも機種情報を頭に入れているだけでは勝てない時代である。
極論、ハイエナは別としても、6号機の機種情報の事前知識がなくても、設定6は別格の挙動をすることが多いし、打っていれば設定の高低はなんとなく判断できてしまう。
だからこそ、勝つために本当に重要なのは機種情報ではなくホール選択なのだ。
高設定を使っているホールで打つこと、これが絶対条件になる。
いやまぁ、当たり前の話だよね。
そう、上級者にとっては釈迦に説法でしょう。
ただ、そんな上級者たちも一度は通ってきた道だし、設定を使っているホールで打つようになると今よりも一層パチスロが楽しくなるはずなので、レベルアップというか収支アップを望むなら一度、真剣に考えてみてほしい。
しかし、だ。
ここまで言っておいてなんだけど、最近はほとんどのホールが高設定を使っている。
多少なりとも設定を使わなければ集客ができない時代だし、使わなかったホールの大半は淘汰されてしまった。
なので、いま残っているホールはどこも高設定を使っている可能性が高いし、あとはその高設定になるべく高い確率で座れそうな日を選べば良いだけだ。
高設定が使われやすい日というのは言うまでもなく、特定日や外部イベントを開催している日になる。
通常営業から高設定を使っているホールを見つけられるならそれがイチバンなのだが、それは次の段階になるのでまずは基本から。
特定日や外部イベント以外にも、新装日が強いホールとか、特定日の翌日に据え置きが目立つホールとか、そういう部分にも目を向ければより選択肢は広がる。
肝心の特定日や外部イベントの日程はどうやって調べるんだって話だけれど、そんなのはネットにいくらでも答えが転がっている。
ホール名で検索をしたり、晒し屋さんのツイートをチェックしたり。
晒し屋さんなんかはホール名を略したりせず正式名称で表記しているので検索に引っ掛かりやすい。
ネットの情報を鵜呑みにするのは危険だけど、特定日や外部イベントの日程くらいは大抵カバーできるはずだ。
ちなみに、うちの地域には晒し屋なんて存在しないよ!っていう人もいるだろうけど、これから進出してくるところも多いんじゃないかな。
基本的に東京や大阪で流行ったものは少し遅れて地方へ流れていくんですよ。
来店だってそうでしょ?
東京はもう下火になったけど、栃木や愛知なんて全盛期みたいな盛り上がりじゃん。
閑話休題。
特定日や外部イベントの日程を把握したら、今度は実際に足を運んでデータをチェックする。
これは当然、どれくらい設定を使っているのかを確認するため。
データサイトでチェックできるならそれでも良いけど、個人的には現場を自分の目で確認することをオススメする。
で、なるべくなら遅い時間にホールを訪れる。
データチェックの方法は、ノーマルタイプならボーナス出現率を確認すれば良いし、AT・ART機だったらスランプグラフを併せてチェックしよう。
さらに言うと、どんな人が高設定らしき台を打っているかも確認できると良し。
専業風でなく一般の打ち手っぽい人であれば、それはプラス要素。
あんまり詳しくない機種でも、8000Gとか回っていればそれは高設定だった可能性が高い。
最近の機種は設定示唆が出やすいので、出玉が伴わなくてブン回されている台は何かしらが確定しているのかなと予想できる。
さて、基本的なことばかりを書いたけど、本当に今のパチスロはホール選びでほとんどが決まってしまう。
いや、実際は台選びで決まるのだけど、それだって高設定を使っているホールという前提があってのもの。
自分もだいぶ適当に立ち回っているほうだけど、ホール選択だけは毎日、真剣に考えている。
魚のいない池に糸を垂らすほど無意味なことはないからね。
家から近いホール、居心地の良いホール、ネームバリューのある大手のホール、ついつい安易にそういった基準でホールを選んでしまう気持ちはわかる。
でも、先述したように設定を使っているホールで打つようになると今よりも一層パチスロが楽しくなるのは間違いないので、そのひと手間を面倒がらずにやってみてください。
設定を使って頑張っているホールに応えてあげることはユーザーの役目なのだから。