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パチクラウド#63「アナログ感」

2022.04.02

地元の呑み仲間がいましてね。
仲間と言っても自分より8歳くらい上なんだけど、まぁ悪い大人の見本というか、「呑む打つ買う」を地で生きてきたような人なんですよ。
 
その人が最近、毎日のようにジムへ行っているらしい。
別に身体を鍛えるためではなく、サウナを利用するのが目的で。
本人曰く、サウナで汗を流してから帰ると酒を呑んでいたのが奥さんにバレないというのが理由らしいけど、おそらく普通にバレていると思いますよ…。
 
それはさておき、そのサウナで顔を合わせる20代の青年とよく話すのだそうで。
その青年は公務員で、ジムへ行くのは身体を鍛えるのが目的とのこと。
効率良く鍛える方法などを教えてくれたと言っていた。
 
青年はとても優秀な大学を出ているらしく、もっと良い給料を貰える会社にも行けただろうに、なぜ公務員なの?と聞いたら安定しているからだと。
酒やギャンブルはやらないの?と聞いたら、意味がないし無駄じゃないですか、と。
当然、タバコも吸わないし、そんな時間があるならジョギングでもしたほうがマシだと返されたそうです。
 
なんか時代を感じるよね。
ある意味、自分なんて無駄なことを楽しむために生きているようなものだもん。
でも、安定や効率がとにかく重視される時代に変わってきているというのは確かに感じている。
 
ちなみに、その先輩が1回くらい行こうぜと青年を呑みに連れていったらしいんだけど、最初は乗り気でなかった青年も、帰るときには「たまにはこういうのも良いっすね」と楽しんでいたようで。
 
そんなもんだよね。
まぁでも、世相を表しているというか、日本の先行きを危惧しているからこそ、安定や効率を求める風潮が強まっているのでしょう。
 
そんな一方で、バブルを経験した世代の某ライターさんと久しぶりに会ったんですよ。
一部上場企業に勤めていながら、休日も上司に合わせなきゃならない状況などに嫌気がさして、高給を捨てて無職になった某ライターさん。
その後、風神雷神というパチスロで借金を返し、しばらくして必勝本のライターとして仕事にするようになった。
 
こうやって書くと、もの凄く破天荒に感じるかもしれないけど、実際は普通に常識人なんですよ。
でも、たしかに先述した公務員の青年と比べると、なにかちょっと違うんだよね。
これが時代、世代の差なのかもしれないなと。
 
さて、サラッと書いてしまったけれど、風神雷神というパチスロを知っていますか?
 
おそらくホールに設置されていた台のすべてが裏モノ化していた機種なんですけど、もっともメジャーだったバージョンは時間で管理されているタイプのものでした。
記憶はおぼろげだけど、ホール側が任意で決めた時間帯にのみ大当たり抽選を行い、それ以外の時間はほぼ当たらないし、当たっても連チャンしない…みたいな仕様だったと思う。
 
その仕組みにいち早く気づいた某ライターさんは、当然のように当たる時間帯を狙い打ちして、めでたく借金返済と相成ったわけですが、これがもし今の時代に存在していたとしたらどうなると思いますか?
 
1日目のデータで異変に気づかれて、2日目に検証、3日目に拡散という流れが目に見えているよね。
何故そうなるかといえば、多くのホールがオンラインでデータを公開していることと、インターネットの普及でしょう。
某ライターさんが大きな借金を返せるほど長持ちしたのは、あの時代だったからこそ。
 
話は変わりますが、最近はよく「軍団お断り」みたいな告知をするホールが多いけれど、あれって自業自得の部分が多いと思うんですよ。
全台系とか末尾系とか、そんなイベントばかりやっていたら、そういう筋の打ち手が集まるのは当たり前だよね。
しかも、そのマーケティングにTwitterなどのSNSを使うんだから、そりゃ仕方ないでしょう。
 
多少、偏見に満ちた意見にはなりますが、いわゆる軍団と称される打ち手の多くは若い世代が多い。
 
効率化に長けた世代ですから、オンラインでデータを公開していたり、SNSで情報を発信しているホールは優先的にチェックされる。
結局、ホールがそちらの方面に向けた営業手法をしているってことなんですよ。
まぁそれでも行儀の悪い軍団は排除されるべきだと思うけど。
 
ただ、これはホール関係者にこそ考えてもらいたいのだけど、本当に呼び込みたいお客はどういった層ですか?
情報に敏感で、効率を重視する打ち手なんですか?
いや、理解はできますよ。
そのほうが訴求しやすく、手っ取り早く集客できますもんね。
でも、自分たちがそういうスタイルで集客しておいて、軍団は来るな、止め打ちするなら出禁ってちょっと都合が良すぎるかなと思う。
 
というか、取材イベントをやって、SNSで煽ってという手法も、そろそろ限界なのではないだろうか。
あまりにもそれが恒常化しすぎちゃって、イベントという割には出玉率が落ちているが明らかですし、何よりもその負担を背負わされている一般の常連客がいよいよ離れ出しているように見える。
 
ホールも厳しいのはわかります。
広告が規制されて、発信が制限されている現状だから、その抜け道を探してどこのホールも同じような営業手法になってくる。
でも、同じやり方を真似して上手くいくのは上り調子の業界だけで、パチンコ業界の今はそれではダメなんじゃないかな。
 
以前から言っているけど、オンラインでのデータ公開なんて一斉にヤメるべきだと自分は思っているんですよ。
ホールさんが思っている以上に、一般のお客さん、特に年輩の方たちはオンラインデータなんて見ていないし、特定日や取材イベントなんて気にしてないですよ?
 
でも、本当に大事にするべきなのはそういうお客さんでしょ?
 
いろいろ便利な時代になったと思う。
世の中の全てが効率化の方向に進んでいるのだから当然だ。
その流れにパチンコ業界も…というのも理解はできるのだけど、効率化で勝負したら他の余暇産業に勝てないと思うんだよね。
 
公営ギャンブルも、宝くじも、それこそオンラインカジノも、家から出ることなく遊べるわけですよ。
ギャンブルから離れたって、ゲームだったりアニメだったりと、大抵のものはスマホやパソコンさえあればそれで完結してしまう。
 
だから、今さら同じフィールドで勝負するのではなく、あえてアナログな魅力をアピールしていったほうがパチンコ業界に強みになるんじゃないかな。
 
今回はあちこちに話が飛んでしまったけど、効率や便利さばかりを求めるのが全てにおいて正解だとは言えないということを伝えたかった。
特にパチンコ、パチスロってアナログ感があるからこそ庶民の娯楽として成り立ってきた部分があると思うんだよね。
 
もう手後れと諦めてしまうことはいつでもできるのだから、ホール関係者の皆様には大切なお客様の顔を見ながら本当に必要だと思える施策を実行していってもらいたいなと思います。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…