パチンコ・パチスロの動画、
情報配信メディア「パチクラウド」

パチクラウド

パチクラウド#6「立ち位置」

2020.02.01

何故、ライターは敵視されるようになったのか。
ここ1年くらい、ずっと考えていたことだった。
そして、これについてのコラムを書く切っ掛けになったのがこのツイート。
 
 
たかだか2千人ちょっとしかフォロワーがいないアカウントで、この反応はちょっと異常である。
これはもう、ユーザーの総意とはいかないまでも、一定以上の共感を得られたという証左になるだろう。
 
実際のところ、自分がこのツイートをした真意など別にあるわけではなく、単なるネタのつもりだった。
いっぱい負けたものの荒ぶっていたわけではないし、頭のなかで誰かを想定してツイートしたわけでもない。
 
ただ、それでもこれだけの反応があれば無視するのもあれなので、コラムに記すことにした。
 
まず前提として、自分はライター(演者)来店イベントに対して、否定派ではない。
これは昔から一貫して書いてきたことだけど、個人的には来店営業をやらないが、なくなってほしいと思ったことはない。
 
ただ、それは決してライターのためではなく、ホールにとって選択肢は多いほうが良いと思っているから。
来店イベントなど必要ないと言っているホール関係者も多いけど、それが総意であればとっくになくなっているでしょう。
 
いわゆる広告宣伝規制以降、ホールが自ら射幸心を煽るような発信ができなくなっている。
では、設定を入れて頑張ろうと思っているホールは、どうやって集客に繋げれば良いのだろう?
 
地道に還元していれば、そのうち客が増えると言うのは、さすがに素人意見だ。
現実には、目標の集客を達成する前に予算がなくなって、元の状況に逆戻りしてしまうことが大半である。
 
だから、その代わりに来店イベントを…と推奨しているわけではない。
あくまでも、それを決めるのはホールであって、その選択肢はひとつでも多いほうが良いと思っているだけ。
 
とにもかくにも、来店イベントの費用がおおよそながらもユーザーに知れ渡って、反感を買うようになったというのが近年の流れだったのでしょう。
 
これについては大崎一万発さん、ヒロシ・ヤングさんの共著「パチンコ滅亡論」でも触れられていて、『打ち手の味方だったライターが敵とみなされる』という項があり、自分がここ数年で感じていたことが、まさにそのまま書かれていた。
 
自分はSNSを利用するようになったのも、ここ1年くらいなので、まさかこんなことになっているとは思わなかった。
 
だけど現実として、SNS上にはパチスロライターを含めた演者に対する批判的な意見が溢れている。
これって数年前までは考えられなかった風潮だと思うんですよ。
 
そりゃね、悪☆味の顔がムカつくとか、下手なくせに偉そうとか、そういった御意見をいただいたことはありますけども、それってあくまでも個人の趣向による好き嫌いの範疇であって、ここまで全面的な批判というか、ライターの存在そのものを敵視するかのような意見が出ることはほとんどなかったように思う。
 
悲しいよね。
 
だって、クサいことを言うようだけど、自分は読者さんに寄り添って活動してきたつもりだったから。
少なくとも、ユーザーから敵視されるようになったら、ライターの存在意義なんてないだろうとも思う。
 
結局、メーカーやホールと、メディアの距離感が近くなりすぎたことが原因なのではないだろうか。
自分がこの仕事を始めた頃は、雑誌を作る過程でメーカーやホールと協力関係を築くことはあっても、そこに金銭が発生する案件はほとんどなかったと思う。
 
それが適正な距離感だと思うし、少なくとも有料メディアの人間は購入者の利益を最優先に考えるべきである。
 
パチクラウドでコラムを書いてもらっているサチィがよく言っているんだけど、『どっちを向いて仕事してるんだよ!』と。
 
ホールもメーカーも関連メディアも、収益の源泉は(一部に例外はあれど)全てユーザーから出ているのだ。
だからこそ、どんな場面でもユーザーの方を向いて仕事をしろ、ということをサチィは言っているんだと思うし、それには自分も同意したい。
 
とはいえ、来店営業をやっているライターだって、別に読者さんや視聴者さんを裏切っているつもりはないでしょう。
『自分が来店するホールで打てば必ず勝てる』なんて謳っているわけでもないのだから、誰に文句を言われる筋合いもない。
 
だからこそ、その正当な手段で得たお金なんだから、肉を食べようが寿司を食べようが、どうでも良い。
若干、共感力が足りていないなとは思うけど、そんなことは自分が言うことではないしね。
 
もちろん、いわゆる指定台を要求したり、身内に設定を流して不正をしている人間は排除されるべきだ。
残念だけど、いるんだよね。
 
証拠がないだけに実名は出せないものの、そういう腐ったやつらのせいで、余計にユーザーから敵視されるようになったのかもしれない。
まぁでも、大半のライターは来店営業の依頼が来たから受けて、言われた通りに仕事をして帰る、その程度の感覚だと思う。
 
ただ、そうやって何も考えずに目の前に落ちているお金を拾っていくようなスタンスで来店営業をしているライターは、そのうち淘汰されていくでしょう。
 
来店営業をするのであれば、自分たちのギャラはユーザーが負けたお金から出ているということをしっかりと認識しなくてはならないし、そのうえでクライアントであるホールの売り上げアップにも貢献する義務がある。
 
そう考えると、本当に難しい立場の仕事なんですよ。
 
にもかかわらず、特になにも考えずにやっていれば、そりゃユーザーに敵視されるのも仕方がないよね。
だって、ユーザーがパチンコ・パチスロで負けてくれないと成り立たない仕事なのに、その一方では応援してくれるファンに良い顔もしていかなくてはならないわけで、そのバランスを上手くとっていける人だけが、いずれは生き残っていくんじゃないかな。
 
最後に。
 
全ての人が満足できる状況というのは不可能だろうけど、来店イベントを効果的に使って、上手く運営しているホールが存在するのも事実。
だからこそ、(既存の常連客を含む)ユーザーとホール、どちらにとってもプラスになるように少しでも考えながら活動してもらいたいなというのが個人的な意見です。

この記事を書いたライター

悪☆味

当サイトの発起人。サイトの立ち上げは人生最大のギャンブルとは本人の談だが、ここぞの勝負に負け続けてきた人間だけに不安が残る…