この業界に限らず、どの世界にも下積みというものは少なからず存在する。
寿司職人が飯炊き3年握り8年と言われたり、サッカー界のレジェンドこと三浦知良選手は若くして単身ブラジルへ渡航し、血の滲む努力を続けて明日を夢見たという。
俳優の堺雅人氏もデビューまでに有した数年間はアルバイトで生計を立て、空腹時には草を食べて飢えを凌ぎ、華やかな芸能界で見事な倍返しを成し遂げた。
今回、成長するためにピントを当てたのはそこである。
何を隠そうこの私、デビューからの5年間、これといった苦しみや努力をそこまで積んできていないのである。
今でも絶賛下積み中なわけだが、実際は媒体に所属してからすぐに仕事を貰っていたし、まきこさんをはじめとする諸先輩方の多大なる恩恵を受け、生活面で草を食べるほど困窮したことは微塵もない。
そこで私は、皆さんが必ず通ったであろう、とある仕事に注目した。
そう、データ採りである。
これまで4~5時間ほど新台の試打をしてデータを採ることはあったが、所詮はその程度。
皆それぞれ、数万、数十万にもおよぶ膨大な回転数を毎回蓄積し、それこそ血の滲むような努力で算出された数値を世に発信してきたことであろう。
私もそんな努力を続けることで、一歩前に進めるのではないかと考えたわけだ。
さて、機種はどうしよう…と思ったが、悩む間もなく決まった。
新ハナビだろうよ!
時代は6号機移行への過渡期。
パチスロの今後を担うであろう当機種の挙動は誰でも気になるだろうし、話題性も十分。
機械割は1でもフル攻略で機械割102%ときたらやってみる価値はあるだろう。
思ったより(というかほぼ?)浸透していないアクロス部の普及にもちょうど良い(笑)。
というわけで、導入から間もない7/11から今回のコラムが上がる直前(締め切りをちょっと過ぎちゃってごめんなさい)までごっそり打ってみた。
今までのアクロス部の時のような、打ちたい時だけとは少々違うぞ。
1ヶ月間、飯も食うや食わずやでこなした回転数は15万回転。