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うだるような暑さの中、派手なアロハシャツを身にまとった39歳のオジサンは、愛車のカブにまたがって信号待ちをしていた。
暑い。なんなの、この暑さ。まだ午前中も午前中、9時を回ったばかりだというのに…。
そんな早い時間から、どこへ行くのか?
答えはもちろん、ホールである。基本的にそれ以外ない。
たまにお忍びで行っていた個室ビデオもコロナの影響で閉店してしまった今、私にもうオアシスはない。
否、ホールだけが唯一のオアシスなのだ。
お目当てのホールは家からバイクで30分。
原付で行くにはギリギリの遠さだが、媒体イベント+旧特定日+最近頑張っていると評判という好条件が揃っているので、嫌々ながらも今回の実戦ホールに決めた。
抽選時間ギリギリに到着。
急いでバイクを止め、小走りで抽選の列に加わる。結果は…
268番。
はい、絶望です。番長3は打てません。
前回、番長3での万枚を宣言していましたが、無理です。絶対に確保できません。
それでも何かの間違いで空いているかも…と、熱気むんむんの立体駐車場の中で、自分の入場順が来るのを待つことにした。
暑い。死ぬ。頭がボーっとする。熱中症になるぞ、こんなもん。
15分後。
ようやくホールの中へ入ることができた。
涼しい。最高だ。ここに住みたい。ずっとここに居たい。そんなことを考えながら番長3のシマに向かう。もちろん満席。
ならば、と新台のまど4のシマに行ってみるも、満席。
ジャグラーも満席。
めぼしいAT・ART機はどれも満席。
空いているのはバラエティーコーナーと新ハナビ(全台)ぐらいなもんだ。ううむ…。
帰るか?
嫌だ。もう暑い中バイクを走らせるのは嫌だ。せめて夕方までココにいたい。
でも新ハナビは設定がないとキツいし…すると、バラエティーコーナーの1台が目に入った。

