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私はとあるパチンコ・スロット併設店で店長として働いております。皆さんはパチンコ屋の店長というと、どんなイメージをお持ちになるのでしょうか。
店の全てを取り仕切る責任者?店鋪経営のトップ?確かに、それが間違っているわけではありません。
でも、会社という組織で見れば、上司もいるわけですし、現場責任者くらいの立場と考えてもらった方がいいでしょう。
もちろん私ひとりで決められることもありますが、重要な選択、特に一定以上のお金がかかる案件はほぼ全て本社にお伺いを立てなくてはなりません。
私の所属する会社は複数のパチンコ店、それ以外にもいくつかの事業をやっているのですが、利益的にも事業規模的にもパチンコ部門が中心的な柱になっているのが現状。
だからというわけじゃありませんが、上からは1にも2にも利益を求められます。
慈善事業ではないので利益が一番大切だということは認識していますし、会社員として会社の利益に貢献したいという気持ちは当然あります。
ただ、皆さんも御存知のようにパチンコ店が利益だけを追求したら、お客様は間違いなく離れてしまいます。どの台を打っても回らないパチンコ、高設定の気配すら感じられないスロット。そんな状態で営業が成り立つほど甘くはないのです。
もしかしたら、競合店もなく最高の立地で黙っていても多くのお客様が来店してくれるようなお店があるかもしれませんが、少なくとも私が働いているお店はそうではありません。
正直なところ、パチンコ店なんて稼働さえあれば利益はいつでもとれるんですよ。
ですから、まずは稼働第一、ひとりでも多くのお客様に来店してもらえるように、また既存のお客様を手放さないように、そんな方針で運営をして………いきたいというのが私の考えなのですが、なかなかそう簡単にいかないのが会社という組織の難しいところ。
上からは利益を取れ!と言われますが、現場を見ている私としては利益を取ることばかりを優先するわけにはいきません。
そう、私は会社と現場での板挟み状態なのです。
毎日の営業についても頭を悩ませることばかりですが、むしろそれよりも大変なのが上層部との折り合い。
私も会社員ですから、会社に利益をもたらすことが私の役目だと理解していますが、目先の利益よりも大切なことだってあると思うんですよ。
先程も申し上げたように、稼働があれば利益はいつでも取れます。逆に、離れてしまったお客様は簡単には帰ってきてくれません。
ですからなるべく多くのお客様に長く遊んでもらえる環境を作っていくことが、最終的には会社の利益に繋がると私は考えております。
私も自分が働いているお店に愛着がありますしね。
というわけで、話の通じない会社への愚痴………ではなく、板挟み店長の苦悩やパチンコ店の実状、そして裏話などを交えて書いていきたいなと思っております。
この連載のお話をいただいた時に、私からの条件がひとつだけありました。
それは私個人、私の所属する会社、私の働いているお店が絶対に特定されないようにしてもらうこと。いわゆる身バレですね。
それが守られないと多方面に迷惑をかけてしまうばかりか、様々な問題が出てきてしまうでしょうし。
逆に言えば、それさえ守られれば他のメディアでは書けないような面白いお話もできるのではないかと思います(笑)。
そういったこともありまして、私の職場であり、このコラムの舞台となるホール名は仮にM店としましょうか。
このM店は関東地方のパチンコ・スロット併設店であること以外は如何なる理由があっても情報を出せません。コラムの内容につきましても、現在進行形の話題は控えさせていただきます。
ちなみに便宜上、M店長の名前でコラムを書かせてもらうのでM店とさせてもらいましたが、このMは私のイニシャルでもなければ、お店の頭文字でもございません。では、どこからMがきたのか。
それは私の頭皮の形状、いわゆるM字禿げというやつです。ここに入社した時にはフサフサだったのに、ストレスって怖いですね…。
さてさて、店鋪運営の実状、巷で話題になったライターの指定台疑惑、いわゆる公約取材の裏側………いろいろと書きたいことはありますが、次回はまずどんなことから書いていきましょうかね。


