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Hello, everyoneとーなかです。
年末にさしかかった、とある日。風呂から上がると、携帯に1件の着信があった。
名前を見ると大学時代の友達だった。
その友達は大学卒業後、東京で数年働いた後に実家の東北に帰っていった。最後に連絡をとったのがそのころだったため、おそらく7年ぶりくらいの連絡である。
そしてLINE ではなく電話。
何かあったのか?と心配する反面、久しぶりの電話で宗教とかマルチ商法の勧誘ではないかと少し勘ぐっている自分もいた。
大人になるのって嫌だなと思いつつ、すぐ折り返しの電話をした。
ワンコールで出た友達の声は少し覇気がなかった。
久しぶり? 元気?と定番の挨拶を交わしたあとに友達から本題が切り出された。
何の前触れもなく嫁と子供が出て行ってしまい、その後、家に嫁側の弁護士から書面が送られてきて離婚調停に向けて親権の話になっているとのことだった。
こんな時はどんな言葉をかけてあげればいいのだろうか?
子供がいない僕にとっては急に子供がいなくなる寂しさは分からない。
ただ、7年ぶりに自分に電話してきたくらいだから、かなり落ち込んでいることは間違いなかった。
思考を廻らせてみるが、なんて声をかけていいか分からなかった。「そっか…」の後が出てこない。
「人生、先は長いんだから!」とか「別に死んだわけじゃないんだから」とか「元気だせよ」とか、そんな言葉でいいのか。
僕の思考が1周より長い2周目くらいに差し掛かったところで出てきた言葉はこれだった。
「旅行に行かないか?」です。
友達も「えっ?」と言っていた。
大学時代はそこそこ仲が良かったとはいえ、7年ぶりの電話で急に旅行を提案されて少し戸惑ったのだろう。
しかし友達は受け入れてくれて、先日男2人の傷心旅行に行ってきた。
結果、友達は元気になってくれて自分の選択が間違っていなかったと思えた。
前にもコラムのどこかで書いたが、僕は中学生くらいから放浪癖があり、準備とかプランはそこそこにすぐにどこかに旅に出てしまう。
そう、あの時もそんな感じだった。

