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風営法、もしくは風適法で2016年までは7号営業に分類されていたパチンコ・パチスロ業界。そこに出入りするようになってそろそろ30年になろうかというフリーライターの筆者が、これまでに出会った人たちにまつわる思い出を語る。世話になった人、ヤバイ人、ムカつく人など、個人的な好き嫌いも含めた極私的回顧録――
今の時代は広告宣伝とばかりに、ホール側が積極的に露出しようとしています。
その流れのなかで演者として、パチンコライターとかパチスロライターを自称(ちなみに筆者はこれまで、自分からそのように名乗ったことはありません)するような方々がホールのタイコ持ちとなり、元々はファン上がりでライターとして活動していたのに、本来なら相対する立場であるホール側に軸足を移して仕事をしている人もいるようです(あくまで筆者としての所感ですけど)。
筆者が三文ライターとして仕事を始めた30年ほど前には、そんなファンメディア側とホールとの蜜月関係などはまるでなく、業者的な仕事で個人的につながりのあるところ以外はゲリラ的に取材するしかありませんでした。
まず、実機記事には欠かせない実戦データも、立派なデータ表示器なんてありませんから、パチンコなら10回転ごとに玉を台の灰皿においてカウントしたり、パチスロなら100Gごとに1枚のメダルを台の横に置いたりと。
そして当たった時にはポケットからメモを取り出して記入するわけですが、それがホールに見つかると「お客さん、何しているんですか」と恫喝されることもしばしば。
さすがに出禁にまではなりませんが、「もうやらないで」と言われたら従うざるを得ません。
それでも当たる度にトイレに行ったり外へ出たりと、できるだけの抵抗をして、ただのデータ採りだけでそれなりにスリルがある体験ができたものです。
また、新機種の写真についても、今のようにメーカーさんからの素材提供なんてものはなく、パンフレットだって正規のルートでは入手が難しい。

