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シャシャって、ごめんなさい#57「僕らからのAnswer」

2024.09.18

ライター:wat

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コロナ禍の時にパチ屋の貯玉を整理したのに、南海トラフ地震警戒宣言の時に貯玉を整理しないのは違うと思ったので、釘調整を丁寧に見つつ延べ11店舗から貯玉を半分くらいずつ下ろしてきました。リスク管理です。
 
昔は会員カードに貯玉した時がゴールだったのですが、今は銀行に入金するまでがゴール、そんな時代になったように感じます。
天災やパチ屋の閉店などのリスクもそうですが、出玉や貯玉没収なんて話も上がっていますからね。
 
そのようなリスクがあるから貯玉システムを使わないという人がたまにいますが、貯玉を使わないと損をするというより、貯玉システムを使わないと勝てる調整の台がないお店が多いんですよ。
いや、貯玉システムを使ってもまともに遊べる調整さえも少ないと見て取れます。
 
換金率を低くしたり、手数料を取るようなことをして、お店が潤ったら調整が甘くなると希望を語る人達は多いですが、仮に換金率を下げたり手数料を取ったとしても、それに見合うだけの調整をするお店はどのくらいあるのでしょうか。
 
僕は最初だけ少しマシになったとしても、継続的に甘く使うお店は希少だと予想しています。お店の利益が上がるとお店側のやれることの選択肢が広がるのは確かです。
 
でも、長年培ってでき上がってしまった体質は任意ではなかなか変わらない。警察庁が「回転率15以下の調整をしたら営業停止にする」などの規制を作らなきゃ無理でしょう(笑)。
 
おっと、冒頭からネガキャンで、ごめんなさい。でも、見て回る先々の台からそんな声が聞こえてきたんです。「これからもまともな釘調整はしないよ!」って。
 
と、スピリチュアル的な発言から本題です。では、では。
 
以前は「こんなにデカいヘソの台を打ってるゼ!」とSNSに写真を載せてドヤッている投稿をよく目にしたものです。
あれね、投稿者のおおよその地域が分かっているとお店が特定できることがあったんですよ。何なら台番まで。
 
そのヘソのサイズでも、その台は風車で玉が溢れるからとか、道釘やジャンプ釘とのバランスが悪くて大して回らないんだよなとか。
 
アタッカー周りが削られていて出玉が取れないんだよなとか、スルーが抜けないから時短中に玉が減って値段が出ないんだよなとか。
そんなことを思いながら投稿に目をやっていたものです。
 
それもこれもお店や釘調整に特徴があったからなんですよ。
今はそんな投稿を目にする機会も減りましたよね? それだけ釘調整が単調でつまらないものになっている証拠です。
 
突然ですが、皆さんは釘を通して調整師(釘師)と会話ができるという話を信じますか?
 
一昔前は、釘調整を見て調整をした人の意図を汲み取るとよく言ったものです。
 
例えば、前日に自分の打っていた台のスルーが潰されていたら「これ以上の止め打ちはしてくれるなよ」といったメッセージだったり、普段はヘソだけで調整しているお店が、それ以外の釘を叩いてきて「どこを締めたか分かるかな?」といった挑戦状だったり。
 
釘調整から色々なメッセージ性を感じられるシーンが日常的にあったんですよね。
 
今の釘調整を見てそんなことがありますか? 閉店後に店員さんがハンマーを握って釘に魂を注いでいる風景が思い浮かびますか? 釘師ってもういないんですかねぇ?
 
個人的にはヘソをチョンチョンと叩くだけの人間を釘師とは呼びません。
楽しめる機種を作るのがメーカーであるならば、それを楽しく遊ばせる仕様に調整するのがお店(釘師)の仕事です。
 
持論にはなりますが、釘調整された台は芸術品でなければならない。一台一台が作品であり個性を持って然るべきだと思うんですよ。
 
メーカーの努力で機種は進化しているのに対して、釘調整の技術や情熱は確実に低下していると感じています。
もちろん、すべてのお店が当てはまるわけではありませんが、今の釘調整はマニュアルに沿った機械的なやり方で、釘師とは到底呼べない人間によってなされています。非常につまらない。
 
『パチンコが衰退している理由の根幹は釘調整から放たれるメッセージ性が足りないからではないでしょうか?』
 
いつからかパチ屋は居心地が良いだけの空間を売る場所貸しを目指し始めて、楽しさを売ることに重きを置かなくなった。そういう認識でよろしいでしょうか?
 
パチンコが衰退している今だからこそ、敢えてその理由を考えてほしいのです。
 
メーカーが悪いのですか? 打ち手側が悪いのですか?
 
大盤振る舞いをして赤字を出してほしいと言っているわけではなくて、どの台を打ってもさほど変わり映えはしないだろう同じ作品を並べてしまっていることが問題なのではないですか?と問いただしたい。
 
一台一台に精魂を込めて釘調整することは手間がかかることだろうし、ミスを引き起こす原因になり得ることかもしれません。
打ち手のエゴなのは分かっています。それでも僕らは選ぶ楽しさと、打つ楽しさを提供してほしいと願わずにはいられません。
 
文明が進化して色々なことが便利になり簡素化されていく中でも、絶対に省略してはならないモノがあると思っていて、それは作り手の情熱や想いです。それらは釘調整に如実に表れます。
 
打ち手のレベルによって感じ方に差はあれど、釘調整1つからでも伝わっているんですよ。それぞれに聞こえているんですよ、台から放たれる声が。
 
そのメッセージを受け取った僕らからのAnswerが、今の冷め切ったパチンコの状況です。
 
俺はさ、毎日パチンココーナーに足を運ばせてほしいんだ。明日はどんな調整になっているんだろうってワクワクさせてほしい。パチンコの復活を望む!
 
シャシャって、ごめんなさい。

この記事を書いたライター

wat

パチンコ・パチスロは人生だと語る彼の言葉には数字以上の重みがある。全国を転々としながら、あらゆる土地で結果を残し続けている立ち回りからは、学べることがきっと多いだろう