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すたじおさちこ#92「自覚と覚悟と真剣と。」

2023.09.10

ライター:SACHiCO

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 一筆申し上げます。

 前回のコラム、あたしのライター人生でもトップ5に入る愉快なコラムだったので、各所から「ウチでも書いてくれ!」という問い合わせを待っているのですが、一切ありません。

 謎です。さちこでございます。

 

 とりあえず、前回のコラムに「いいね」をしてくれた方、全員フォローいたしました。

 急に意味不明な非公開アカウントからフォローがきて、「気持ち悪っ」と嫌悪感を抱かせてしまっていたら、堪忍なー。

 

 さて、前回のコラムで世界の真実を暴いてしまったのですが、そんなことよりあたしはお金がないのです。

 

「次負けたら終わり」

 

 そんな状況に直面したゆえ、「ここはもう労働しかない!」と決心し、とりあえず、「インディード」「タウンワーク」「シェアフル」「エンバイト」「クラウドワークス」といった日雇い労働アプリケーションをインストールいたしました。

 

 で、色々眺めていましたが、このままでは結局、何もやらなそうなので、「ええいままよ!」と勢いで日雇い労働の応募をしました。

 すると、「説明会にきてください」という連絡がきました。

 

 ちなみに、あたしはバイトというものをしたことがありません。一応、前の会社にいたときは大学在学中に入ったのでバイト扱いでしたが、大学入試の合格発表の翌日からパチスロで稼ぎ、1年後には原稿の仕事もしていたので、いわゆる「普通のアルバイト」をしたことがないのです。

 

 そんなわけで、あたしはよくもわからずに記された場所に行きました。

 

 そして、何か経歴書的なのも書かされ、謎のビデオを観させられました。

 一応、真剣に観ていましたが、髪型とか服装とか移動手段とか、逐一メンドクサイことが液晶に映し出され、あたしは「次負けたら死ぬ!」という額しか持っていないクセに、もうやる気など1ミクロンもありませんでした。

 

 しかしながら!

 

 ここまできたのですから、やらなければなりません。

 ホールでは何を拾っても神あるいは宇宙人にエンカク(※前回のコラムを参照)され、どうせ勝てないパチンコ・パチスロを打つより何かをしていた方が絶対に良いのです。

 ゆえに途中からビデオなど一切観ずに、

「労働は尊い労働は尊い労働は尊い…」

 と心の中で何度も呟いていました。

 

 するといつの間にかビデオは終わっていて、承諾書みたいなモノを書かされたのですが、あたしはもうやる気はありません。

 ただ、書類さえ出してしまえばあとはやらなければなりません。

 

 頭の中では「もう出してしまえ」と言う日雇い労働推進派のあたしと、「もう少し粘ってみろ! なんとかなるだろ!」と言う日雇い労働拒絶派のあたしが、ボタン連打演出を繰り広げておりました。

 

 そして結果は、日雇い労働推進派のあたしが押しきり、「ええいままよ!」と書類を出そうとしました。

 

 しかしながらふと、日雇い労働拒絶派の回想シーンが入ります。

 

 あたくし様はここにきているその他大勢とは違う。

 映像制作に関する知識と技術もあります。泣きつけば仕事をくれる方も何人かは浮かぶ。

 なのになぜ、こんな十把一絡(じっぱひとから)げで使われなければならないのか?

 そう! あたしは別にこれをやる必要はない! もう少し考えて最善の労働をしようじゃないか!

 

 そして、日雇い労働拒絶派のあたしは最後にデカプッシュが出て、見事逆転を決めました!

 図柄はもう揃って、右打ちの指示もあり、ということは書類提出寸前で、

 

「すみません。やっぱり保留で」

 

 と引っ込めたのです。あはははは。

 

 しかしながら、ここで「労働しない」という選択肢はありません。なぜなら、「次負けたら死ぬ」くらいのお金しかないのですから。

 ゆえに帰って色々調べました。

 とりあえず、「物を書く仕事!」ということで調べたのですが、引くくらいの額で、3万円稼ぐのにここのコラム20回分の文字量のライター業が乱立していて諦めました。

 

 ただ、「パチスロライターなら!」と思い検索したところ、どこも「ライター=タレント」扱いで、あたしがほしいモノではありませんでした。バカにしやがって。

 

 となると、映像制作です。これなら引く手数多のはずです。

 早速調べたらそこそこありました。

 

 ただ、「これをやるならなぜ前の会社を辞めたのか?」という疑問が浮かびます。

 まあ、仕事がイヤで辞めたわけではありませんでしたが、これは違うのではないか?と思い、これもやめました。

 

 要するに、あたしは何もしないという現状維持を選択しました。

 

 そして思ったのです。たまに「(パチンコ・パチスロで)○○万円稼げないなら普通に働く」という文言を目にしますが、普通に働くのがどれだけ大変かという話です。

 

 その「普通に働く」という方々は、その仕事内容がちゃんと想像できているのでしょうか。自分がまともに働ける側の人間だと思っているのでしょうか。

 

 自分がどんな職場でどういう人達と仕事をし、どういうコミュニケーションを取り、どういう立ち位置で何をするか、ちゃんとシミュレーションできた上で「普通に働く」などと言えるのでしょうか。

 

 ただ、あたしはわかりました。普通に働くなど無理です。よく知る人達から、たまに頼まれる仕事だけしか無理なのです。あたしは「普通に働く」ができない側です。

 

 本当に、社会人ができる方はスゴイと思います。あたしは一番やりたいことができるようになるまで、パチンコ・パチスロでなんとか食いつなぐしかないのです。

 これがあたしの答えであり、専業やプロではなく、パチンコ・パチスロ真剣師としてやっていく覚悟です。

 

「おい! 神あるいは宇宙人! あたしは何をされても普通の労働はしない! お前らがどんなエンカクをしようが、あたしは普通に働くことはない!」

 

 天に向かってそう告げたのが8月末、その翌日から大変なことが起きたのです。

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